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「∞≒0」「量子の揺らぎ」「宇宙の調和の原則」  作者: 如月妙美


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【第5章】調和の背後にある数理――黄金比・フィボナッチ、振動する定数

5.1 自然界に潜むフィボナッチ数列

 ヒマワリの種の並びや貝殻の螺旋など、自然界の至るところでフィボナッチ数列や黄金比が現れることは有名です。これらは“調和”や“美”を感じさせる配置を生み出しますが、同時に成長や分岐という動的プロセスの産物でもあります。つまり、一見すると秩序とカオスが共存しながら、不思議と安定したパターンが形成されるのです。


5.2 コスモス(秩序)とカオス(混沌)

 古代ギリシア語の「コスモス」は「秩序」を意味し、一方で「カオス」は「混沌」を意味します。現代科学が明らかにするところでは、カオス理論における初期値鋭敏性や分岐現象から、複雑系が生み出す秩序のパターンまで、コスモスとカオスが表裏一体であることがわかってきました。量子の揺らぎに起因する微小な不確定性がマクロスケールへ拡散する一方、調和や同期といった現象が現れる。これこそ、「極大と極小の共鳴」が自然界の多くの場面で繰り返されている証左と言えます。


5.3 宇宙定数と微妙なバランス

 近年の観測では、宇宙の加速膨張を引き起こすダークエネルギーが存在する可能性が高いとされています。このダークエネルギーの効果を示す「宇宙定数」の値は、現在の宇宙をかろうじて恒星や銀河、そして生命が存在できるような状況へと導いているらしい――という議論がなされています。もし宇宙定数がほんの少しでも大きかったり小さかったりしたならば、まったく異なる宇宙像になったかもしれません。この絶妙な数値のバランスにも、「∞≒0」の逆説的関係を想起させるような“微妙な調和”が見え隠れするのです。


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