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審判の判断は公正であり絶対に従うことⅡ
2人がフィールドで向かい合わせになると、筋肉バカのロキリアが合図をした
「それでは始め!!」
ローランドが一気に距離を詰めてきた
カキンッ!カキンッ!
コイツ体格の割には動ける
動きが早いな!!
「思ったよりも出来るみたいだな」
「お褒めいただき光栄ですっ!」
コイツの攻撃パターンは大体分かった。
上半身に2回攻撃した後に、下半身に1回攻撃をしている
それさえ分かれば.....
アメリアは剣を上へ振り払い、ローランドの首元へ攻撃をした。
「そこまで!!勝者アメリア!!」
「ありがとうございました」
礼をするアメリアに対して、ローランドは呆然とした後に騒ぎ出した。
「少し待ってくれ!!もう1回やらしてくれ!!こんなはずじゃ.....!!」
「見苦しいぞ
『審判の判断は公正であり絶対に従うこと』
承知の上だろ?」
ロキリアがそう言うとローランドはうなだれた。