表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/17

作戦会議




「婦女暴行事件ですか?」





「そうだ。トックス説明を頼む」





「今、城下町で夜中に婦女暴行事件が起きている。最近では殺しにまで発展しているが、犯人を逮捕するはずの機関である警邏にその期待は出来ない。だから俺たちで犯人を捕まえる」





「なぜです?

警邏だって殺人事件ならその気になるはずでは?」





盗みや傷害事件など軽犯罪にはやる気がない警邏でも殺人事件となれば話は別で、血眼になって捜査するはずだ。





「それが被害者は全員、歌手やダンサー、娼婦といった身分の低い女性たちだからだ。どうもやる気を感じられない。騎士の本分は人を守ること。秩序を守るのも立派な職務だ」





「というのは建前で俺たちで逮捕をして警邏を揺さぶる.....ではなく恩を売りたい。頼んだぞ」





「といっても城下町はとても広いですよ。4人だけでどうやって犯人を逮捕するのですか?」





「策はある」




エーブラムはニヤリと笑った






﹌ ﹌ ﹌ ﹌






「アメリアが娼婦になりきって囮となるのですか?それで逮捕すると?」






「そうだ。アメリアなら問題ない」





それは、そうだろう。

この4人の身分は王族1人、貴族2人、平民1人だ。

必然的に平民の私が囮としてうってつけだ。





「アメリアよ。何か勘違いをしていないか?」





「勘違いですか?」





エーブラムとトックスは苦笑いを、シャーロットは少し怒った顔をしていた。





「この4人の中で、アメリアが魔法の腕は抜群に上手い。たとえ大男が来ようが軽く倒せるだろう。だから安心して任せられる」





「剣を持った女を狙う奴はそうそう居ないぞ。だからこそ素手で倒せるアメリアが適任なんだ」





エーブラム様もトックス様も失礼だな





2人は褒めているつもりでも、全く褒めいない。





(なんか腹がたつなぁ。この野郎)





そんなこんなで作戦開始だ!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ