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魔法試験Ⅱ

「それでは受験者は前へ並べ！...打て！！」

ドーン！ドガーン！ボーン！

火の魔法

水の魔法

雷の魔法

風の魔法

氷の魔法

10人の受験者は思い思いに魔法を打った。

「弱い！そんなものか！もう一度打て！」

そんなものか....ねぇ

もっと強く打てということか

本当に壊れないみたいだし、思いっきり打ってみよう

自分の中にある魔力を雷の魔法に変換するイメージで的の中心にあてて.....

バリーン！！！バキバキバキ！！！

「ウソだろ」

「マジかよ」

「ほーお」

周りの受験者がザワつく中で、トックスだけが感心そうに見ていた

アメリアの的は見るも無惨にバチバチと音をたてて壊れていた。

「10発打って壊してしまう者がいればいいと思っていたが、2発目で壊してしまうとは予想外だ。皆の者！壊してしまう勢いで思いっきり打て！ではもう一度！」

結局10発魔法を打って壊した者は、アメリアとシャーロットの2人だけだった