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Phase4-after 新団員/新衣装

Act3に上手く繋げるために、新しく追加しました。


ここを飛ばしたら、Act3で混乱する可能性ありです。

放課後。ハヤトが、対策拠点室の前に立っていた。鍵を取りに行ったリョウを待っている。


(初めてここに来た時とは……何もかもが違うな。今は明るい表情で、ここに居られる)


壁になんかかって(寄りかかるということ。少なくとも、北九州ではそう言う)、瞼を閉じて待っていた。


と、そこにサユリがやって来た。


「あら、ハヤトくん。どうしたのですか?」

「会長……。俺は、ここに入ります!」


ハヤトは、対策拠点室のドアの前に立てかけられた『望団』の文字を指して、そう言った。


「そうですか……! ようこそ、望団へ……!」


ハヤトとサユリがハイタッチをした。互いに、明るい表情だ。


「あの時、走って逃げてしまって申し訳ないです」

「大丈夫です! ハヤトくんが望団に入ってくださるのなら、それで十分です!」


サユリが、親指を立てた。ハヤトも、返事をするように親指を立てた。




少しして、リョウが鍵を持ってきて、3人が対策拠点室の中に入った。


十数分経って、他の団員も全員揃い、今日の活動を開始する。


「まずは……ハヤトくんが入団してくれるとのことです!」


拍手と共に、ハヤトが立ち上がる。


「今までは、本当に申し訳なかったです。それを償えるように……」

「償うって、そんな事はしなくていいよ? 気楽に行こうよ」


ハヤトの挨拶に割って入るように、ミユが話しかけた。


「まぁ……そうだな。今の俺には、余計な感情は含まない方が似合っているのだろうな。そうだろ、リョウ」

「ああ。再出発を図るのならば、そうした方がいいかもな」




何故かあったバ〇リー〇(オレンジ)と、ポテチを机の上に置いて、次の話へ。


「リョウくん、デバイスのスーツのデザインの変更については……?」


随分前にデザインの変更を行うことになったが、リョウとハヤトの物以外は全く手付かずだった。


「そう言うのなら、今から手を付けよう。01からやる」


そうして、デバイスの更新作業を開始することになった。


「デザインは……青地に白帯のマントと、帽子か。これはすぐに終わる」


機械に、ミユの使うデバイスを両方設置し、データの入力を行う。画面には、人物像にスーツのデザインと、それによって影響がある事柄などが記載されている。




20分後、ミユの物のデザインの変更が完了した。


「試験運用と行くか……」


ミユが変身する。その姿は、いつもの白地に青帯のスーツに、青地に白帯のマントが追加され、青い帽子も追加された。この帽子は、落ちないように設定されている。そして、通信機のマイク付近に〇営5300形の前照灯みたいなライトも追加されている。


「うぉぉ……格好付けたくなるねぇ……」

「動けるか?」

「もっちろーん!」


という事で、試験運用終了。


「完全下校時刻になるまで、デザインの変更を反映させていく。番号順だ」


そうして、5台分(02,03,06,07,X01)のデザインの変更を行っていく事になった――――




――――デザインの変更が完了した。時刻は、まもなく20時。日が沈み、もうすぐ真っ暗になる。


試験運用をしているのは、サユリ。


銀地に、青とオレンジの帯。その帯は光り、闇に浮かんでいる。装甲が増え、より頑丈な見た目となった。頭部には、東〇100系ス〇ーシ〇の前照灯のようなライトが追加されている。


「これで……アヤカさん以外のデザインの変更が完了しましたね」

「長かった……。帰りたい」


これで、アヤカの物以外のデザインの変更が反映された。


内訳は、番号順にこうなっている。



ミユ……青地に白帯のマント、青い帽子、〇営5300形(交通局の白い悪魔)の前照灯のようなライトを追加。武器は変わらず、2丁の拳銃(風のやつ)


タツヤ……水色地に黄帯のマント、武器であるクローの強化、〇231系1000番台の前照灯のようなライトを追加。


タクミ……白地に橙帯のコート(某・黒の剣士の色違いに近い)、〇鉄7000系の前照灯のようなライトを追加。武器は変わらず、刃の長さが70cmの剣。


リョウ……白地に赤帯のパーカー(ミユの趣味嗜好)、〇鉄1000系〇ノラ〇〇ーパーの前照灯のようなライト。武器は、色々な銃をごちゃ混ぜにした猟銃……?(リョウが適当に作ったというのは、ここだけの話)


ハヤト……緑色のスカーフ、〇231系500番台の前照灯のようなライト。


ミハヤ……一番変更が多い。魔法使いのような姿に。基本的には黒、一部は白地に紫帯。色々変更されている。ライトは、〇鉄201系風のライトを装備。ただ、点けていないと分かりにくい。


ヒカリ……白地に黄帯のマントやら、スカートやら、羽付きの帽子やら。ライトは、〇京メト〇16000系風。


サユリ……銀地に白帯から、銀地に青と橙帯に変更。装甲の強化。ライトは、東〇100系〇ペー〇ア風。



……こうなっている。




リョウは、ハヤトと共に帰宅していた。電車の中で、こんなことを話していた。


「もう……今までのことは忘れていくつもりか?」

「全て忘れる訳では無い。だが……行橋(あそこ)は、俺を捨てた。そうなのであれば、そこに住んでいた頃の記憶は捨ててしまった方が良いのかもしれない」

「そうか。まぁ、忘れたい事柄があるのは、俺も同じだ」

「どういうことだ?」

「あまり言えたことではないが……」

「おう」




「俺の本名は西原リョウではない」




「…………嘘だろ」


衝撃的な事実が明かされた。『西原リョウ』は、偽名だという。ハヤトは、頭の中が整理できていなかった。


「落ち着け。一応、『リョウ』は『リョウ』のままだ。だが……」

「何だよ」

「詳しくは詮索しないで欲しい」

「分かった。誰にも知られたくない事は、いっぱいあるもんな」

「そうだな」


2人は、門司で降りて、自宅マンションへ。


2人の部屋は、隣同士だ。2人は、部屋と部屋の間で別れた。




リョウが、夕飯……と言うにはかなり遅いが、それを作っていた。と、ミヅカに質問した。


「少し質問をする。親父の事をどう思っている?」

「あんなクソ野郎を思い出させないでよ」

「それが答えだ。お前がそう言う程、あいつは狂っている」


父親の事を恨む双子。理由は簡単だ。この双子は、捨てられたかのように強制的に移住させられたからだ。


双子の本来の故郷は川崎。しかし、父親の手によって北九州に引越しをさせられるハメになった。


「クソが……」


リョウは、牛肉に包丁を突き刺し、


「今度あったら叩きのめしてやる……」


ミヅカは、持っていたフォークを折り曲げていた。



それ程、双子が持つ父親に対する恨みは凄まじいのだ。


ここで、北九州紹介のコーナーです。


今回は、グルメ編です。


博多程ではありませんが、北九州にもグルメがあるんですよ(当然か)。



焼きカレー。門司港発祥。カレーとチーズが乗っかっていて、焼いてあればそれである。自宅でできる、簡単な料理……かな?


焼きうどん。小倉の何かのお店で、焼きそばの代わりとして生まれた。どこの店かは諸説あり。作り方は、焼きそばと同じである。


かしわめし……折尾駅名物。折尾駅での立ち売りは割と有名。小倉駅などにも売っているので、ぜひ……?(ちなみに、作者は新幹線で旅行する時に、『店が開いていれば』絶対に買っていく)


かしわうどん……小倉駅や、黒崎駅などで食することが出来る。ちなみに、小倉駅には『ぷらっとぴっと』なる店が……。クッキングパパでも紹介された。


おはぎ……小倉駅から徒歩数分にある『旦過市場』の屋台にて、酒の代わりに出されているのがおはぎ。ただ、最近は屋台が激減している。ちなみに、北九州中心に展開しているうどん店、『資さんうどん』でもおはぎを売っている。



と、こんな感じです。他にもいろいろあるので、北九州へ……(移住してきてください)


次回からはAct3です。では、ここで筆を置いておきます。



読んでくださった方々に感謝を。まだ読んでいない“運命の方々“に歓迎を。

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