第1章 第7話 ≪回話≫
宮:お久しぶりです。
芥:久し振り。作者が何やかんやあり、いつもより遅れました。
宮:いいペースだったんだけどねー。
芥:まあ、また癖が強過ぎるキャラで悩んでいたんだけどね。
宮:どう物語に入れていくか悩んだみたいだね。
「諚が降りたってさ。」
「そうかい、あいつは役立たずだし、別の仕事だったら別に良かったんだけどねぇ。けど、この仕事は「列」との競争で。しかも、「結」の家からの仕事だ。」
「「列」の連中は合同と考えているみたいですがね。」
「はん、あいつららしい。けどそれはあいつらが「列」だからだ。あたしたちは「連」だよ。」
「まあ、そうですけど…。けど、クライアントの「結」達はいいと言ったんでしょう?」
「それでもだよ。汚点は残したくないからね。あいつは真面目だったから生かしていたんだ。けど、こんな事をしたやつを「連」に残しておく理由も意味もないね。」
「…と、言う事は。消すんですか?」
「ああ、汚れはきれいさっぱりと片付けないとね。」
「じゃぁ、この仕事を終えたらってことで…。」
「いや、今すぐにだよ。」
「え?でも、仕事は…。」
「最初の仕事は納得したさ。「結」がよこす仕事だと思ったよ。けど、なんだい次の仕事は、「表」の、しかもあんな小娘に「列」と「連」の総出でやれって。そんなダサい仕事はごめんだね。」
「姐さんならそういうとわかっていましたが、いいんですかねぇ。」
「いいのさ。あたしが許す。」
「いえ、姐さんの野望は知っていますけど。まだ、何の力もないただの戦闘員なんですよ?」
「いいじゃないか。それに仕事は終わらせた。新しい仕事を断るだけさ。」
「………まあ、いいでしょう。ついていきますよ。」
「ありがとねぇ。」
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「「連」の三人が仕事を降りたそうですよー。」
「そうか。残念だねー。他家と一緒に仕事するなんて初めてだから楽しみにしていたけど、ほとんど会わなかったし、今回のでやっと…っと、思ったらこれかー。」
「どうしてだろうね。」
「手を見せなかった。っていうのがあるんじゃない?」
「有名所の家はしょうがないけど、俺達みたいな中堅の家は能力そのものが切り札だからねー。」
「有名所と言えば、「連」の1人は「芥」にあったらしいよ。運良く見逃してもらえたみたい。」
「「芥」かー。たしか、あそこの能力って「影」と被っているんだっけ。」
「両家からすればかなり違うみたいだけどねー。でも、似ているよねー。」
「他家の話はもうこれぐらいにしようか。もう関係のないことだから。」
「そうだねー。で、ターゲットは「表」の女の子だっけ?」
「そうそう。なかなか可愛い子だよー。可哀想に。」
「「狭間」の人間に「表」の人間が殺される確率ってどれくらいなんだろうねー?」
「それ程低くはないみたいだよ。町一つ地図から消す家もあるし。まあ、飛行機の事故にあうくらいのかくりつじゃない?」
「高いような低いような確率だねー。」
「まあ、確かに「狭間」の人間に出会って殺される。事故としか言いようがないよねー。」
「運が悪かったその人が悪いよねー。殺したこと、まだないけど。」
「そうだね。じゃあ、これが「表」の人間初殺記念だ。」
「おー。めでたいめでたい。赤飯の代わりに真っ赤な血で飾りつけしよう。」
「それじゃあ、仕事行きますか。」
「「おーーー」」
宮:………………………………………………。
芥:………………………………………………………………。
宮:悩んでこれかー。
芥:いや、作者にも色々と言い訳はあるみたいなんだけど。
宮:会話だけってどうなの?
芥:でも、タイトル通りだよ?
宮:いや、まんますぎるから。どうなんだろうねタイトルのネタが尽きた感がすごいんだけど。
芥:それにはいいわけできないってさ、作者が。
宮:大丈夫かなー。途中でにげたりしないよなー。
芥:………………………………………………………………(ノーコメント)