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狭間の住人  作者: Argon
第1章【日常と非日常の狭間】
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第1章 第六話≪話日≫

宮:祝!100PV突破!


芥:祝うことかい?


宮:この内容でだよ?偉業と言ってもいいね!


芥:言い過ぎだよ。でもまあ、ありがとうございます。作者の代わりにお礼を言わさせていただきます。


宮:これからも生ぬるい目で見守ってください。

「問い。人生とは。」


 その人はスーツを着ているただの人。

 が、第一印象。

 しかし違和感を感じる。

 その人はずっと目を閉じている。


 目を開けない。

 開けたことがない。

 そう思わせる違和感。


 男はナイフをゆっくりと前へ向ける。


 大男は両手を握り、構える。


連花(れんか) (じょう)


 大男は包帯の奥で名乗った。


「名乗りかい?」

「意味があるとは思わないが。」

「いいだろう。」

「返すのが礼儀というものだ。」

芥見(あくたみ) 祐司(ゆうじ)


 すると、男は驚き、戸惑う。


「「芥」の者か?」


「だったらどうするの?」


 すると、大男は床に膝をつき、頭を下げ、土下座をした。


「頼む。見逃してくれ。」


 芥見と名乗った男はため息をついてナイフをしまう。


「問いをしよう。人生とは。」


 大男は土下座をしたまま。


「成すべきことを見つけ、成すべきことを成す制限。」


 っと、即答した。

 芥見はしばらく大男を見つめ、言葉について思考する。


「………君自身の答えだね。」

「ならいいよ。」

「行きな。」


 連花はゆっくりと立ちあがり一礼する。


「質問があるんだけど。習性?仕事?」


「仕事だ。」


「そうかい。」


 芥見は座席に戻り、腰をおろす。


 連花は後ろを向き、ドアの前にたつ。


「ちなみに」

「誰からの依頼だい?」


 芥見の質問に連花は振り向かないまま。


「言うと思うか?」


「いいや。」

「「結び」の一属は真面目なのが多いからね。」

「言うとは思っていないさ。」

「ただ、君は変わり種のようだから。」

「まともか、変わり者かは置いといてね。」


 その言葉に連花は苦笑のし、


「恩は忘れない。何かあったら呼んでくれ。」


「そうかい。」

「じゃあ、その時は頼むよ」


 連花はドアを開き、外に出た。

 走ったままの電車から。


 芥見はそんなことには気にも止めずに、思考にふける。


「うーん。」

「僕を狙っての仕事じゃないのかな?」

「と、すると……」

「「狭間」を狙って?」

「「連」の者に仕事を依頼する者は………」

「少し面倒そうだ。」

「けど、面白そうだ。」


 芥見は満足そうに頷いた。




「あれ?この車両、誰もいないじゃん。」


「え?本当?ラッキー。」



 ________________________




「ありゃりゃ。「連」の一人が降りると言いましたよ。」


「どうしてだ。」


「何でも「芥」にであったとか。」


「なるほど。ならば仕方のないことだ。「芥」がターゲットの一人となれば俺でも降りる。」


「そうですね。それに、そっちの仕事はもう終わっていますし。それにしても、運がいい。」


「「庭」系統の者に「芥」。相手にしたくない者達が来る前に終わる。確かに運がいい。」


「しかし、「芥」ですか。見てみたいですね。」


「やめておけ。あいつらはよくわからない。その「連」の者は、そのよくわからなさに助けられた。その者もまた、運がいい。」


「そうですね。で、あのよくわからない女の方は?」


「別の「連」の者達と「列」の者達が向かっている。」


「「表」の奴にやり過ぎじゃ?」




「いいえ。彼女はよくわからない。」


「兄さまとショウはそう言いました。私もそう感じました。」


「勘は大事です。そう感じたのならば、そう感じさせる何かがある。」




「まあ、そうですね。姉さんの決定なら文句はありませんよ。」


「早く済ませて帰ろう。もし、「芥」に関われたら厄介だ。」

宮:結局、戦闘は無しか………


芥:大体はこうらしいよ。彼は。


宮:いいなー。楽で。


芥:君は楽しんでいるだろう。


宮:いやー。雑魚とのはつまらないから嫌い。


芥:僕は強い奴と戦うのは嫌いだな。


宮:でも、面倒な奴とのは好きだろ?


芥:面白いからね。


宮:お前らし………

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