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駄作

かみさま。たったひとすじの慈悲を。

作者: 矢田こうじ

かみさま。


どうして私の元を去るのでしょうか。

何か私が、何かしましたか。

戒律は全て守りました。

なのに。


今でもあなたの声が聞こえます。

髪を洗うのではなく、皮膚を洗いなさいと。


爪を立ててはいけない。

ドライヤーは当てすぎない。

リンスは頭皮に残さない。


この一筋が私の若さなのです。

お願いします。


「あんた、鏡見てても生えてくりゃしないわよ」


それの神聖な時間を。

妻とて許さぬ。

この者に制裁を。七難八苦を与え給へ。


「行ってきます。ゴミ、出してきますね」


全てを水に流そう。

ストレスも敵。


さようなら私のかみさま達。

また会える日まで。

昨日、髪を洗ってて思いました。

朝洗うのも良くないと言われています。

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