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神の鬱  作者: 紅きtuki
希望編
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第14話「正体不明之七不思議」

「私の事かな、それは。」


 当然声がしたと思ったら地面から黒の白衣を着て、黒髪の男が現れた。

紅葉はその事に驚いていると、男が納得のいかないように話しかけてくる。


「私は君がAクラスだと言う命令は出していないはずなんだが……

まぁ、そんな事はどうでもいい。肝心なのは誰がその命令を出したか、だ」


「は、はぁ……」


「何が言いたいか分かってないようだな。要はだな、君がその犯人を見つけるのが

妥当だと思うんだが。何せ君はその犯人の顔を見ている。そうだろ?」


「はぁ?」


「はぁ? じゃないよ。簡単に言おう、君が犯人を見つけたまえ。

一度Aクラスと認定されてしまったら、君がBクラス以下の連中と闘い

負けるしかクラスを変える方法は無いのだよ。よろしく頼むぞ。」


 そう言って男は再び地面に消えていく。

紅葉は何も言えないままそれを見送り、しばらく時間がたってから叫ぶ。


「なんでだよーーーー!!!」


 結局紅葉はその申し出を受ける事になった。

と言うのも本当は嫌なのだが、

男が去った後の熱血教師の顔が普通じゃなかったからだ。

普通じゃないとは、体から黒い炎を漏らし、目が光っていたのだ。

そして紅葉は適当にヘルから聞いた学園の七不思議から当たる事にした。

と言っても、ヘルは七不思議の内、そのひとつしか知らなかったが……

そして紅葉はヘルからもらった七不思議の事を書いた紙を見て独り言を漏らす。

なぜヘルがこんな紙を持っているのかなんてつっこみは置いといて、

とりあえず、紙に目を通す。


「えーと……なになに? 誰もあった事のない幻の生徒?

その者は称号は正体不明之七不思議?」


 なんじゃそりゃと小声で呟き、その事について考えてみる。

まず、犯人は絶対生徒じゃねぇよな……

合ってるの正体不明だけじゃねぇか……

普通に考えればこの捜査は却下だろう。

しかし紅葉これと言って当ては無いのでとりあえず調べてみる事にした。

正体不明之七不思議はよく図書館に出現するらしい……

 と言う訳で放課後、図書館を訪れた紅葉だが、

この学園ものすごく広く、ここに来るのに17分かかってしまった。

ちなみに放課後と言うのは紅葉と恐らくモミジだけだろう。

新入生は説明とクラスだけ教えて貰い帰る事になっている。

つまり他の生徒は今も授業をしている事になる。


「ここが図書室か」


 独り言を呟きながら扉を開け奥に進む紅葉。

すると一人の茶色の前髪が長くて口元しか見えない

少女がポケットと言うポケットに本を詰め込み

読書を楽しんでいるではないか、それも堂々と広い机に寝転び

図書室では許されない態度と、なぜか下着で……

下着と言っても上はタンクトップだが、

それにしてもここの住民はすぐ服を脱ぎたがるのか……

それとさっき、ポケットと言うポケットに本を詰め込み

とは言ったが、それは寝転んでいる少女のすぐ横に山積みされている

衣服を差したものだ。そんな訳のわからない格好をした少女は

いまだに紅葉に気付いていないらしく、うつぶせに寝返りをうち、

本を読みながら細く長い脚を交互に上下させている。

そしてその光景を見た紅葉は嫌な汗を流しながら、ものすごく悩んでいた。

話しかけるべきか立ち去るべきか……

話しかけてたとこでその少女に悲鳴を上げられ、痛い目に合わされるかもしれない

紅葉は悪い事はしてないが……

逆に立ち去った所で展開が進まない。そこで紅葉は一つの名案が浮かび上がった。

一度この場を去り、ノックして入れば問題は無いだろうと。

そのノックに気付きドギマギしながらも少女は服を着てくれるだろうと。

そして、後は実行するのみ。恐る恐る静かに図書室を出てノックする紅葉。

しかし少女からの返事は無い……、きっと急いで服を着ているに違いない。

ノックの音の大きさと今の静けさからして聞こえていないと言う事はなさそうだ。

そしてしばらく待ち無駄に大きな音を立て扉を開ける紅葉。

スライド式の扉なので、扉を開け終わった後の扉が奥にぶつかる音が

少女と扉を開けた本人、紅葉を驚かせる。

展開がかなり無理矢理ですが、気にしないで><

そして、なぞの少女の登場。

すごい格好で寝ていたようですが、どうなるのでしょう^^;

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