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あの夏の冒険  作者: 土御門惟愛


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8/11

浅草~お台場へ

 翌朝目が覚めた。

 布団の柔らかさにしみじみと幸せを感じた。

 窓から差し込む朝陽がカーテンを薄く透かし、部屋に柔らかな光を落としている。

 僕は久しぶりにぐっすり眠れ、肩と背中のこわばりが、ほとんど消えていた。

 さっそく僕は着替えて、寮を出た。

 「明日は店休みだけど、宣伝用のパンフレットのモデルをしてほしいんだけどいい?」

 と山口さんから頼まれていた。

 歩く事20分。

 白山の朝は静かで、道行く人がまばらだった。

 店に着くと、山口さんと業者の人が話し合っていた。

「おはよう。ごめんね~、休みなのに」

 山口さんが申し訳なさそうに言った。

 カット中の様子、頭皮マッサージの様子などのモデルになりとても気持ち良かった。

 髪も切ってもらえ、和やかな空気の中で、撮影は終わった。

 その後、寛太郎さんと出かける約束があり、僕は待ち合わせ場所の白山の駅へと向かった。

 すでに駅の入り口で寛太郎さんは待っており、僕たちは電車に乗って浅草へと出かけた。

 浅草もテレビでしか見た事なく、実物の雷門の前に立って僕は感動した。

 「お昼はどじょう鍋食べようか」

 そう言う寛太郎さんについていくと、『どぜう』と大きく書いてある店に着いた。

 店に入り、まずは木の枡に入った良い香りがする日本酒を呑んだ。

 そうこうしているうつにどじょう鍋が運ばれてきて、僕は産まれて初めてどじょうを食べた。

 食事が終わり店を出ると、寛太郎さんは水上バス乗り場に向かった。

 「せっかくだから水上バスに乗ろう」

 寛太郎さんはそう言ってお台場までのチケットを2枚買った。

 水上バスは隅田川をゆっくり下り、徐々に海へ進んでいった。

 風が頰を撫で、川面がキラキラと光る。

 夕陽が沈み始め、水面が橙色に染まる頃、僕たちはお台場に着いた。

「夜景を見よう」

 寛太郎さんが観覧車を指差した。

 草っ原のような空き地や自動車の展示場のような所を歩き、僕たちは観覧車の前に着いた。

 その頃には辺りはすっかり暗くなっていて、ゴンドラに乗り込むと、ゴンドラはゆっくりと上昇していった。

 東京の夜景が、足元に広がり、遠くに見えるビル群の光が宝石のように瞬いていた。

「綺麗だな……」

 僕は思わず呟いた。

 寛太郎さんは微笑みながら、静かに頷いた。

 僕は東京の夜景を見ているのが現実とは思えず、黙って夜景を見つめた。

 淀屋橋のベンチで缶ビールのプルタブを開けた夜が、遠い昔のように感じられた。

 やがてゴンドラは頂点に達し、ゆっくりと降り始めた。

 その後、台場小香港という建物の2フロアくらいが全て中華料理店ばかりの所で食事をし、僕たちは帰途についた。

 帰りは後楽園で電車を降り、僕は実物の東京ドームを初めて見た。

 夜に浮かび上がるような東京ドームはとても美しかった。

読んでいただき、ありがとうございます。

文章を書くのは初心者ですので、読みづらいところは多々あるかと思いますが、よろしくお願いします。

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