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お出かけ①
僕は家に帰ってきたから、自分の部屋に行き寝た。
僕は今まで通り変わらない起床をした。
(やっぱり夢ではないよな)
僕は椅子に座り、昨日もらった紙を見た。
(やっぱり意味わかんないな…)
一番わからない言葉は『真の己』だった。
僕はずっと考えた。
(やっぱり…僕は天性失格者なんだな)
僕がそんなことを再確認していると、一階からお母さんから呼ばれた。
(ご飯か…)
僕は重い足を使い、階段を下りた。
「おはよう…」
「「おはよう」」
テーブルには食事が用意されていた。
僕は静かに椅子に座った。
「「「いただきます」」」
そういって家族一同食べ始めた。
食べ始めて数分でお父さんが口を開いた。
「シライ。今日は町に出かけないか?」
「町?なんで?」
「昨日の天性の説明を見てな。戦闘系なのかなって思ったから
武器でも買いに行こうかって思って」
「武器か…」
「そしたら家族みんなで行くのもいいんじゃないかしら?」
「確かに、そうだな。みんなでお出かけするか」
「武器っていっても何買うの?」
「剣とか弓とか盾とか防具とかじゃないか?」
そんなこんなで僕たち一家は町に買い物で出ることになった。