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世界よ、なぜ僕に失格者の烙印を押したのですか?  作者: 燐華織
第二章

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再びナーガの世界へ

僕がナイフを防具ポケットにしまっている間、軽く抱き合い、「ありがとう…ありがとう」と言い合っていた。

その二人を結ぶのは、友情なのか、それとも親愛なのか…僕には知る由もない。

だがただ二人は『美しいもの』で結ばれているのはわかった。


(良き友情だな…僕もあんな友情を紡ぎたいな)


そんなことを夢見ながら見つめていると、二人は離れ、おっちゃんは目に涙を浮かべながらまるで別れを示唆させるかのような弱々しい声で言った。


「いってらっしゃいな、娘のところへ」


そんな声とは裏腹に、顔は涙を浮かべながらも笑顔で、その笑顔はにせではない本心からの笑顔だった。

その笑顔からは、親が子を送り出すときや背中を押すときのような雰囲気が感じ取れた。

そのおっちゃんの笑顔に村長は少し言葉を詰まらせながら笑顔で言った。


「そんな…最期みたいな感じに…しないでくれたまえ、悲しくなるだろう――」


そんな言葉を詰まらせながら言った後に村長は唾を飲み込み、おっちゃんに言った。


「でも絶対に無事帰ってくるさ、安心してくれたまえ」


その言葉は途切れることも詰まることもなかった。

そして深く礼をした後、僕の方を見つめ言った。


「待たせてしまったな、じゃあ行こうか…シライ君…共に」


僕は語勢強く、目を見つめ返し言った。


「はい、もちろんです…共に行って娘さん含め生きて帰ってきましょう」


僕のその言葉を聴いてなのか、少しニコッと笑顔を見せ、村長は回れ右をして入り口の方へ歩いて行った。

その足取りから『覚悟』が出ていた。

僕もおっちゃんに深く礼をし、行こうとすると、おっちゃんは僕の耳元で小さい声で囁いた。


「村長を頼んだぞ」


その言葉に、言葉などは一切として発さず、背中を向け、首をトントンッと手刀のような動作をし、村長の跡を追った

入り口に辿り着き、村長と僕は同時に階段を一段、また一段…と登った。



階段を上がるに連れ、外の薄暗い明るさが差し込み始めた。

――そして少しづつ明るくなっていくことも分かった。

僕たちは地に足をつけた後、二人で顔を合わせ、縦に顔を振り、僕はナーガからもらった世界を繋ぐ扉となる鏡のようなネックレスを首から外し、空中にナーガがやっていた〇を描いた。

そうすると、ナーガが描いていたのと同じ空間を繋ぐ〇が出現した。

村長は少し驚きながらも、悟顔さとりがおで僕を見つめ、空間への一歩を踏み出した。

僕もそれに続いて、一歩踏み出し、空間へ入った。

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