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世界よ、なぜ僕に失格者の烙印を押したのですか?  作者: 燐華織
第二章

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言葉の裏側① ―問いと回答―

僕が椅子に座ると、、、


「さすがの君でも違和感はあったんじゃないか?」


「、、、違和感」


僕はその時、高速で思考を巡らせた。


(なんだ、違和感って、、、)


僕は今まで交わした会話を一気に思い出した。

――最初の雑談、暴き、本題、、、

僕はもっと詳しく思い出すことにした。


(なにか発言していたのか?)


だが僕の頭の中に『違和感』はなかった。


「違和感は、、、なかったですね」


「そうか、シライ君でも気づかないことがあるのか」


僕はその言葉に少しイラっとした。

――だができるだけ感情を抑えた。


「じゃあ、どこに罠を張ったんですか?」


「別に罠は張ってないよ」


「え?、、、じゃあ…」


僕の発言を遮った。


「私は初めてここに座った時、なんと言ったかね?」


「確か、、、『本題』に入りたいが、少し雑談をしようか』でしたっけ?」


「あぁ、大まかは合っている――でも少し大事な言葉が抜けているな」


「なんですか?」


「確か、私は『すぐに本題』と言い始めたはずだ」


「そんなすぐにっていう言葉がそんなに必要なんですか?」


そういうと、村長は立ち上がった。


「人は、第一声に本心を忍ばせることがある、そして人は焦りが出ると必死に落ち着こうとする」


「なにを言って?」


「シライ君なら、この言葉でわかるような気がするがな」


その時、僕の頭にビビッと何かが来た。


「もしかして、今回の依頼は『本題』じゃない?」


「なんでそう思った?」


「いや、『すぐに』って言葉を誇張していたのに、雑談を挟んだこと――そして依頼内容がそんなに早急なものではない…」


僕がそういうと、村長は座り下を向いた。

だが僕は話し続けた。


「だって早急なら、薬草なんてここら辺に生えているんだから――頼まずに自分で探せばいい」


僕が言い切ると、村長の目からは涙が落ちた。

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