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世界よ、なぜ僕に失格者の烙印を押したのですか?  作者: 燐華織
第二章

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特人依頼③ ―見ず知らずの子供の危機―

そこには、僕たちが暮らす世界より、明るかった。


(すげぇな、、、ここ)


建物も、畑も、道もすべてが僕たちの世界を上回っていた。

そう僕が見ていると、、、


「人間、様、こっち、です」


「あぁ、すまないな」


僕はナーガを追いかけた。


(こんな場所もすべて整備されている、、、)


僕たちの世界よりも何倍も、整備されていた。



そして少し走ると、ナーガは一つの家の前で止まった。


「はぁ、はぁ、ここか?」


そういうと、コクリと頭を縦に振り、ドアを開けてくれた。


「ど、う、ぞ」


「あぁ、失礼する」


そこには、ベットのような場所に一人の子供がいた。

――子供は泣き喚いていた。

僕はまずナーガに聞くことにした。


「なあ、なんでこんな感じになったんだ?」


「いきなり、こう、なった」


「そうなのか、、、」


僕はナーガの子供の手に触れた。


(震えてる、、、とてつもなく)


手はぶるぶると震えていた。


(そういえば、ナーガはみんな喋れるんだよな)


僕はナーガの子供に話しかけた。


「すまないな、いきなり、痛いところはあるか?」


子供は僕を見ると同時に叫んだ。


「人間、死ぬ」


そう驚いていて、起き上がってしまったが、僕は落ち着いた口調で言った。


「すまないな、お前の母親が助けてほしいらしくてな」


そういうと、驚いていたが子供は大人のような、状況把握能力で言った。


「救って、くれる、の?」


僕はその質問に、断言ができないのに言った。


「あぁ、もちろんだ――この時くらい信じな」


そういうと横になり、さっき言った質問に答えてくれた。


「頭、痛い」


「そうか、ほかには何かあるか?」


「少し、気持ち、悪い、めまい、が、する」


「そうか、ありがとうな――もう寝てていいぞ」

(この症状、知っている――手の震え、頭痛、吐き気、めまい)


僕はその時、確信が着いた。

そして告げた。


「これは、人にあり得る状態の一つだ――エルバは適性ではない」


そういうと、ナーガは驚いて僕に近づいた。


「じゃあ、なに?」


そういうと、僕はその質問には答えず、要求した。


「なあ、すり鉢と水、あるか?」


そういうと、ナーガはコクリと頭を縦に振って、家の奥の方へ行った。



ナーガは駆け足で持ってきた。


「ありがとな、これで、、、」


僕はバックを開け、シャーキャニムを一本取った。

そして僕は、すり鉢に置き、すり潰した。


ゴリッ ゴリッ


そんな潰す音だけが、その場に響いた。

そして僕は、潰したものに水を流し込み、混ぜた。


「なあ、これを呑んでみてはくれないか?」


「うん」


そう子供は言って、すり鉢のまま飲んでくれた。


「いい子だ」


そういって僕は立ちあがった。

そうすると、ナーガは僕に聞いてきた。


「これで、終わり?」


「あぁ、そうだ」


「じゃあ、なんだった、の?」


「『低血糖』だ」


「てい、けっと、う?」


「あぁ、人間もたまに低血糖になるんだ――その時の症状と似ててな、まあナーガでは聞いたことはないが、、、」


「でも、よく、なる?」


「あぁ、後々だけどな」


そういうと、ナーガは安堵のため息を吐いた。


「よかった」


「でも、お前もギリギリだったな」


「どう、して?」


「低血糖の重症化、ギリギリだったんだぞ」


「そう、なの?」


「あぁ、重症化すると昏睡状態とか、痙攣けいれん、意識消失したりするんだ」


「そう、だったん、だ」


僕はしゃがんで、バックからあるもの手でつかみ、言った。


「あぁ、だからこれ――あげるよ」


「え」


僕が渡したのは、シャーキャニムを渡した。


「でも、だいじょう、ぶ、なの?」


「あぁ、大丈夫だ」

(こういう時、人間という生物は嘘を吐くんだぞ)


僕がそういうと、ナーガは驚きながらも、喜んだ様子だった。


「これで、また、なっても、だいじょう、ぶ」


「あぁ、そうだな」


そういうと、ナーガは僕に近寄ってきた。


「どうした?」


ナーガの手には、ブレスレットのようなものがあった。

――真ん中に鏡みたいなもんがぶら下がっていた。


「これ、あげる、君、いい子、プレゼント」


そういって僕の首に掛けてくれた。


「ありがとうな、良い妖使ごくしさんよ」


そういうと、ナーガはニコッと笑ってくれた。


(こんな友好関係があっても、悪くないんだな)


そう思っていると、ブレスレットについて言ってくれた。


「この、プレゼント、いつでも、この、世界、来れる」


「そうなのか、そんな大事な物いいのか?」


「うん、だから、いつでも、遊び、に、来て」


「あぁ、いつでも来るさ」


そういうと、ナーガは思い出したかのように言った。


「そうだ、家、どこ?」


「あぁ、君と会った近くの村だ」


「そう、なんだ」


「あぁ」


「じゃあ、送る」


「え?でも無理じゃないか?」


「ううん、できる、ナーガ、能力、ある、から」


「そうなのか、、、」


そういうと僕はバックを背負い、共に家から出た。


「今、から、帰すね」


そういうと、また空間を繋ぐ〇が出現した。


「そうか、ありがとうな」


というと共に、僕の目には、一つの光っている花を見つけた。


(あれって、、、)


僕は駆け出した。


「人間、様?」


僕はそんな声も聞こえないほどに、その花しか見ていなかった。



僕が着くと、、、


(これって、そうだよな)


僕の目の前にあるのは、『エルバ』だった。

それに、大きな塊だった。

そう思っていると、ナーガが後から来た。


「どう、した、の?」


「これってよ、採ってもいいのか?」


「別に、いい、けど」


僕は手に取った。

美しい縦長の花を囲うように、広被針形の葉っぱが生えている。

僕はこんなにきれいな花を見たことに感動した。


(美しい、、、)


僕がそう思っていると、ナーガは言った。


「どう、した、の?」


「これは、僕が探していた『エルバ』という薬草なんだ」


「よかった、です、ね」


「あぁ、よかったよ」


僕は数十本、根から取り、バックの中に入れた。


(これで探さなくて済む、、、)


「じゃあ、帰り、ます、か?」


「あぁ、帰るよ」


「わかり、ました」


そういって、また空間を繋ぐ○を描いてくれた。


「すまなかったな、さっきも描いてくれたのに」


「ううん、別に、いい、よ」


「ありがとうな、君の方が優しい者だな」


僕は空間を繋ぐ○の背にして、最後にこの世界を見た。

その時、僕の目が一つの物に釘付けになった。


(この明るさは、あそこからか)


僕が見たのは、この空間を照らす、一つの電球だった。


「どう、したん、ですか?」


「いや、何でもない――でも本当にありがとうな」


僕はナーガに背中を向け、空間を繋ぐ○に入った。


「じゃあ、また今度」


「うん」


そういって、閉じてしまった。


妖使ごくしも悪い奴だけじゃないんだな)


僕がそう思いながら、周りを見渡すと、空は明るくなって、僕が入った森のところに立っていた。

もちろん、村がすぐあった。


(ナーガってすげぇな、、、)


僕はそう思いながら、自分の部屋に帰り、一度寝ることにした。

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