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世界よ、なぜ僕に失格者の烙印を押したのですか?  作者: 燐華織
第二章

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村長との面談②

僕は村長と言われている男性の後ろを歩いた。

そうすると、、、


「君はどこから来たんだい?」


そんな質問を投げかけられた。


「僕は…」


と口ごもってしまった。

そうすると、村長の勘違いから優しくされた。


「大丈夫だ、こんな見ず知らずのおっさんに言わなくても」


「いや、、、すみません」


そういうと、村長は続けて質問してきた。


「君みたいな若い青年がなぜこんな貧相な小さな村に寄ったんだ?」


「僕は北から歩いていたらたまたまこの村にたどり着きました」


「そうなのか、なんで北に?」


「自分探しのために」


「そうか、、、私も自分探しを小さい頃やったものだ」


「そうなんですか?」


「ああ、私は生きる道がわからなくなって自暴自棄になってしまって飛び出したんだ。

でも何も得られず帰ることになってしまってな、、、」


「そうなんですか、、、」


「でもな、私はあの時の行動をどんな時も勇気ある行動だったと誇っているよ」


「、、、なんでですか?結果は得られなかったのに」


「結果は得られなくても、経験を得られた、これが最大の収穫だったと思っているよ」


「、、、」


「そのらへんのおっさんが言うのもなんだが、そのまま進みなさい――いつかの自分への投資になるさ」


「、、、はい」


(なんか変だな、、、)


そんな会話をしていると、部屋に着いた様子だった。


「入りな」


「失礼します」


僕はそういって部屋に入った。

――そこは、手作りのものだらけだった。机に椅子、カーテンまでも…


「適当に腰を掛けていいからね」


「、、、はい」


僕は木製の椅子に座った。

――その椅子は向かい側にテーブル一つ挟んで、椅子があった。


「じゃあ私は、ここに座ろうかな」


そういって向かい側の椅子に村長は座った。


「すぐに『本題』に入りたいが、少し雑談をしようか」


「、、、はい」


(本題?なんだ?)


「じゃあまずは自己紹介でもしようか」


「はい――僕はシライ・ノウブルです」


「そうか、シライ君か」


「はい――それで大丈夫です」


「じゃあ少し質問でもしようかな」


(やば、、、)


僕は少し身構え、言った。


「、、、はい」


「なんでこの村をオオカミから救ってくれたのかな?」


「えっと、、、自分にもあまりわかってなくて」


「そうなのか、シライ君とは真面目に話した方がよさそうだ」


「え、、、」


僕はその時、全身がゾッとした。

――この言葉の裏に何があるのかわからないからだ。


「驚かしてしまったか、私も驚いているよ」


「え、、、なんで?」


「旅人という者はな、信用を得るためによく話を盛ったり、あることないことを言うものを何回も見てきた。でもシライ君の発言からは一切のあざむきを感じない」


「そういうものなのですか、、、旅人というのは」


「そうだ」


「でも僕ならそんなくだらない嘘をきませんね」


「え、、、」


「僕なら、そんな嘘で出来た信頼関係を持ちたくないので」


そういうと、村長は大笑いをした。


「そうか、そうか、シライ君は私が今まで会ってきた子供の中で一番面白い子だ」


「そうですか、、、」


「シライ君の考えは面白いよ――私だってそんな純粋なことを考えられない」


「はぁ、、、」


「多分シライ君の嘘は、この私でも見抜けそうにないな」


そういうと、笑い終わった。

僕は一つ気になったことを聞いてみることにした。


「そういえばさっき『何回も見てきた』って言いましたよね?」


「あぁ、、、それがどうした?」


「いや、、、失礼な質問になってしまうかもしれないのですが、この村にそんなに旅人が寄るんですか?」


「あぁ、そんなことか――この村は意外とたくさん寄ってくるよ」


「そうなんですか、、、」


(こんな物乞いの村と言われていたところに立ち入るのか、、、?)


そんな疑問が浮かびながらも、僕は新しい質問をした。


「ということは、意外と昔からあるんですか?」


「この村か?」


「、、、はい」


「そうだな、、、34年か35年になるな」


「随分長い歴史を持っているんですね」


「まあそうなるな」


その時、僕が思った『変』という言葉が曖昧なものから、確信に変わり始めた。

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