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世界よ、なぜ僕に失格者の烙印を押したのですか?  作者: 燐華織
第二章

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村の長からの呼び出し

(うわ、、、明るい)


僕はベットに差し込む太陽の光で目を覚ました。


「ふわぁぁ」


僕は大きくあくびをしながら、体を伸ばした。

――昨日罠と作った『本ドミノ』は倒れていなかった。


(誰も侵入はなかったのか、、、よかった)


僕は少し安堵し、着替えを始めた。

――防具を一つ一つゆっくりとつけた。


(あれ、、、)


僕は腕の防具の後ろ側が、少し割れていることに気づいた。


(やばくね、、、僕じゃ直せないし)


僕は少し焦りの気持ちもあったが、、、


(よし、、、僕は何も見なかったことにしよう)


僕は一旦悩むことをやめ、着替えを再開した。



僕は着替えを終え、ナイフを脚の防具にしまい、また『本ドミノ』をドアに作り、寝床を出た。


(よし、、、これでいいか)


僕がドアを開けると、太陽の光が強く僕を照らし、その光で昨日の宴の後が見えた。

――土で寝ていた大人たちは家に帰ったのか居なく、昨日のままの状態だった。


(まずは、、、片付けるか)


僕は小走りで木製のテーブルに近づき、食器とかまを、水で洗った。


(あんま使いすぎない方がいいよな、、、)


僕は水の量に気を付け、洗い終わることに成功した。


(あとは、、、)


僕は食器と釜を逆さにし、テーブルの上に並べた。


(これで、乾くはず)


僕がそうしていると、女性の村人が家から出てきた。


「あっ、、、旅人様――食器などを洗ってくださったのですか?」


「はい、、、やっぱり水使っちゃダメでしたか?」


「いえいえ、全然大丈夫です」


そういって、僕の方へ寄ってきた。

そして僕が洗った食器を一つ一つ見ていた。


「このくらい、汚れが落ちていれば大丈夫です。ありがとうございます」


「いえいえ、じゃあこれで失礼します」


と話が終えたと思ったが、その女性は思い出したかのように言った。


「あっ、そういえば村長がお呼びになってましたよ」


「え、、、」


「えっと、今日の午後に来てくれとのことでした」


「え、、、どういうことですか?」


「そのままの意味ですが、、、」


「、、、」


「あっ、そういえば場所をお伝えしてなかったですね――あそこです」


女性が指を指したのは、多分この村で一番大きい建物だった。


「必ず行ってくださいね」


「はい、、、」


女性はまた出てきた家に戻っていった。

僕は急展開にだいぶ動揺が隠せていなかったと自分ながらに思う。


(一旦、部屋に帰るか)


僕は一旦部屋に帰ることにした。



バタ、バタ、バタッ


そんな『本ドミノ』が倒れた音と共に、僕は部屋に入り、ベットに座った。


(ん、、、どういうことだ?村長?)


僕は今日でこの村を後にするつもりだったのに、村のおさに呼ばれるというハプニングを予想していなかった。


(でも何でいきなり?)


その時、僕の思考の中に最初の『物乞い』の記憶がフラッシュバックした。


(集られるってこと?)


僕の頭は、それ一色になってしまった。


(やばい、、、やばい、、、逃げ場ないよな)


僕は一瞬、今すぐ逃げてやり過ごす考えが浮かんだが後のことが怖くなった。

――もしかすると殺されるかもしれない、もしかすると情報を売られるかもしれない、、、

僕の頭に『逃げる』という選択肢は無くなった。


(じゃあもう、、、しゃべるしかない、、、よな)


だがその時、一つの可能性が見いだせた。


(感謝かもしれない)


僕はこう思うしかなかった――こう思うことが自分を安堵させる唯一の方法だった。

でもそれは裏目に出た。

そのことでもっと恐怖心を抱くことになった。


(感謝という言葉は相手の思惑おもわくかもしれない、、、または…)


僕はたくさんの可能性を考えてしまった。

――あり得るかもしれないという思考は『ほんの少しでも』と考えるとあり得ないことさえ、候補に入ってしまうものだ。だから僕の頭はすべてがすべてあり得るとは言えなかった。


「どれだ、、、どれだ、、、」


そんなことを考えている間に、太陽は真上に行ってしまっていた。


(もう、、、時間がない)


僕はその時、人生初思ったことがあった。


(覚悟を決めるしかない、、、死ぬ覚悟を)


僕は恐怖心の中、立ち上がり、また本ドミノを立て、部屋を後にした。

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