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世界よ、なぜ僕に失格者の烙印を押したのですか?  作者: 燐華織
第二章

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森の中にある物乞い村③

そうすると、村の一人が叫んだ。


「今日は宴だぁ、急いで準備するぞ」


そういうと、村の人たちはすぐに走って行った。


(すごい、集団意識)


そうやって、みんないなくなる中、最初に話しかけてきた女性が僕に寄ってきた。


「寝床まで案内いたします」


「あ、、、ありがとうございます」


僕は女性について行った。


(今、こうしている時も殺される危険はあるのか)


僕はいつでもナイフを取れるように身構えてついて行った。



「ここです」


そこには大きい木だけでできた大きい家だった。


「こんなところ使わせてもらっていいんですか?」


「いいんです、だって来客かつ恩人ですから」


「はぁ、、、」


女性は僕の部屋となる、ドアを開けた。

僕は渋々納得し、部屋に入った。


「では、お食事の時にまた呼びます」


といってドアを閉めた。


(不安しかないな、、、)


僕は部屋を見渡した。

――そこには、ベットと机それに服掛けまでが置いてあった。


(意外とちゃんとしてるんだな)


僕は少しベットに座った。


(はぁ、、、疲れた)


僕はバックを降ろした。


(じゃあ手伝いに行くか)


その時だった。


『怪しき場所には、罠を』


そんな本の一言が僕の足を止めた。


(確かに、、、あいつらが僕のバックをあさる可能性も否定できない)


僕は本を持って、部屋を出た。


(あとは、、、)


僕は、本が通るほどくらいにドアを開け、ドアの向こうに本をセッティングした。


(これで僕がドアを閉めて、もし誰から開けたら僕が帰ってきたときに倒れているってことだよな)


僕はセッティングを終え、すぐに丸太の方にいる村人に近づいて行った。


「なんかやることありますか?」


「旅人様は休んで頂いていいですよ」


「いやいや、自分が手伝いたいんです」


「じゃあ、ちょっと大きいかもしれませんがあの丸太を持ってきてもらってもいいですか?」


指をさした方向には、まあまあ大きい丸太があった。


「わかりました」


僕は歩いて行くと、思った以上に大きかった。


(でけぇ、、、)


僕は木の近くにあった斧で切ろうとしたが、、、


(重、、、)


僕の両手で持ち上げるのが精一杯で、振り下ろすなんて以て(もって)の外だった。


(はぁ、、、じゃあナイフで切るしかないか)


僕はナイフで、丸太を縦に切った。


(まあこっちの方がいいでしょ)


僕はそれを担いで、さっきの人のところに持って行った。


「これでいいですかね?」


「ああ、完璧ですよ」


「どこにもっていけばいいですかね?」


「可能ならあそこに」


指を指した場所は、今の現在地から約70mほど離れていた。

――そこは料理していた。


「わかりました、運んできます」


僕は小走りしながら、運んだ。



「ここでいいですかね?」


「あ、旅人様。そんなことしなくていいんですよ」


「いえいえ、自分から望んだことなので」


「そうなんですか、、、」


僕はすぐに丸太の方へ戻った。


「あとどのくらい運べばいいですかね?」


「もう後は自分たちがやりますので、休憩してて大丈夫ですよ」


「わかりました」



僕は丸太の方へ行き、料理している場所を背にして丸太に座った。


(なんだ、、、ここに来る前に居たあの若い男性が言っていたようなことはないじゃないか――でも言い争ってる声は聞こえたんだよな)


僕の中に二つの可能性が生じた。


(可能性は二つ、一つは今この人たちが僕をあざむいている可能性、もう一つはさっきの言い争っていた部族が違う可能性、、、)


でも僕の中では一つしかなかった。


(言い争っていた部族が違う可能性は極めて低いよな、、、じゃあやっぱりまだあざむかれているのか)


やっぱり不思議だった。

最初に聞いた老いた男性の声も聞いてないし、物乞いさえされていない。


(結果は今日の夜だな)


僕がそう考えていると、一番最初に話しかけてきた女性が僕を呼びに来た。


「旅人様、こんなところで何してるんですか?お食事ができましたよ」


「ああ、すみません」


僕は立ちあがった。

――外はもう暗く、すっかり夜になっていた。

僕が丸太の後ろから顔を出すと、みんなもう待っている様子だった。


(早くいかないとな)


僕は小走りで向かった。


「すみません、考え事してて」


「大丈夫ですよ、全然待ってませんので」


そうひとりがいうと、ほかの村人が言った。


「そんなこと、みんな気にしてないですよ!さっさと食べましょ」


僕は座った。


「じゃあ今日は宴だぁ、いただきます」


そうひとりが叫び、この村の宴という食事が始まった。


(これ、、、いきなり食べるのはよくないよな)


僕はほかの人が口をつけた、あとに食べ始めた。


(すご、、、味付けされてる)


僕は家で食べた味付けを思い出しながら食べた。


「どうですか?お口合いましたか?」


「はい、とても美味しいです」


「それならよかった」



宴というのが始まって数時間が経過した時だった。

もう肉はなく、先に帰ったものは家で寝て、最後までいた大人たちは土で寝ていた。


(幸せそうだよな)


僕はそんなことを思いながら、部屋に戻ることにした。


(そうだ、部屋の本)


僕はゆっくりとドアを開けた。


バタッ


本の倒れる音が聞こえた。


(誰も入らなかったのか)


僕はドアを閉め、一応バックの中を確認した。


(特に変わってないな)


僕は窓から夜空を見た。


(昨日は見れなかったな、星ってきれいだ)


僕はそう思いながら、防具をすべて外した。

そして僕はナイフ片手になることにした。

一応本でドミノ倒しされるようにした。


(今日はよくわからない部族に合って、泊まってるけど、まあ結果オーライっていってもいいか)


僕は一応、教示ボードを開いた。


「あれ?」


教示に一つ変化があった。


般若はんにゃlevel2 状態:生成なまなり


(レベルが上がってる、、、)


これが、僕をまた『人を殺した』という事実に突き付けられた感じがした。


(まあ、、、もうわかってたけどやっぱきついな)


僕はそう思いながらベットに寝っ転がり、ナイフ片手に目を瞑った。

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