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世界よ、なぜ僕に失格者の烙印を押したのですか?  作者: 燐華織
第二章

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森の中にある物乞い村②

僕が森に入って、ほんとすぐのことだった。

そこには、集落といってもいいほどの広さの村があった。

――木と藁で作られた本格的な家と畑が数個あった。


(めっちゃ発展してるじゃん)


僕は少し心が高ぶったが、すぐに落ち着かせ歩いた。

そうすると案の定、話しかけられた。


「一人旅のお方でしょうか?」


話しかけてきたのは、若そうな女性だった。

――服は葉っぱと動物の皮で作ったもので、両手に木で作ったバケツを持っていた。

僕は無視し進もうとした時だった。


ガサッ


そう葉っぱを揺らし、僕の前の草むらからオオカミが出てきた。


「オオカミが出たぞぉ、隠れろぉ」


そんな声を村人の一人が叫んだ――そうすると村人は全員家へ駈け込んでいった。


(やべ、、、また戦うのか)


僕はすぐに足のナイフを抜いた。

そうすると、オオカミは僕の方に向いた。


(やば、、、)


僕は姿勢を低くし、ナイフを前と同じように臀部でんぶに構え、右足に一気に力を込めた。


(もう、、、一回やったんだ)


僕は前傾姿勢になりながら飛んだ。


(そのまま、、、その位置に)


僕はすぐに自分の首の右側にナイフを移動させ、そのままナイフを振り下ろした。

オオカミの首に刃が入り、そのまま僕の飛んだ衝撃をそのまま乗せた。


ダカッ ドンッ


という二つの音と


スタッ


という三つの音が森の中を響かせた。


(よし、、、危なかった)


僕はナイフに付着した血を払い捨てた。


(あとは洗えばいいか)


僕はナイフを足に戻した。

僕が周りを見ると、村の人々が見ていた。

そして、、、


「うぉぉ!旅人様がオオカミを殺してくれたぞ」


とオオカミの存在を知らせた村人が叫んだ。

そうすると、さっき声を掛けてきた女性が近づいてきた。


(はぁ、、、面倒だ――集られるのか)


その女性は口を開く前に僕は言った。


「このオオカミの肉、要ります?」


女性は凄く驚いていた。


「いいんですか?こんな食材」


「別にいいんです、自分にはストックがありますので」


そういうと、村人がどんどんと僕の方へ集まってきた。

そうすると、次々に、、、


「本当によろしいのでしょうか?」


「そうですよ、本当にこんなお肉をいただいてもいいのでしょうか」


僕は全ての言葉をひっくるめて言った。


「自分がいいと言ったのです、気にせず食べてください」


そういうと、みんなの目は神を崇めるような感じに変わりながら飛び跳ねていた。


(これでもう関わらなくていいか)


僕が去ろうとすると、最初に話しかけてきた女性が僕を呼び止めた。


「旅人様、もう暗く夜になってしまいます。なので今日はこの村で過ごしてはいきませんか?食事も寝床も無料で提供いたします」


そういうと、ほかの村人も、、、


「そうですよ、今日はもう暗いです。この肉の恩返しと思って泊って下さい」


僕は少し考えた。


(こいつと関わるのは出来るだけ、避けた方がいいよな――でも寝床とご飯があるのはありがたいしな)


僕は数秒考えたところで言った。


「じゃあ今日はお言葉に甘えて泊めてもらいましょうかね」


僕がそういうと、村人はみなすごく喜んでいた。

それと同時に今日は、物乞いの村といわれる場所で過ごすことになった。

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