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異世界に神様はいらない  作者: 春野 いつき
序章
1/17

序章ーある少女の悪夢

『ーーーーーーーーーー』


砂埃舞う荒野に私を抱き上げる男の、怒りと悲しみに満ちた咆哮が響き渡った。


(またこの夢……)

幾度となく見た夢。まるで上空の観覧席から見せられる演劇の上演。


腕の中にいる私は満身創痍で、その男を悲しげに見つめている。

白く光る鎧を身に着けるその男も、私を見つめ涙を流していた。


(一体あなたは誰なの?)

その青年を私は知らない。純白の鎧に映える漆黒の髪。これ程の黒髪は世界中探してもそうはいない。


全身傷だらけの私が何かを伝えようと口を動かしているが、そこから漏れるのは掠れた苦しそうな呻き声。それを見た青年は射殺さんばかりの視線を、少し離れた場所に立っている黒いフードを被った人物に向ける。


(どうして私はあんなになっているの?)

今にも死にそうな私。もう上級の治癒魔法でも助かりそうにない。


額に青筋を立て歯を剥き出しにしその人物に殺気を放つ青年と、顔色は伺えないものの夢の中の私と青年の方を向き静かに佇むフードの人物。

私の身体をゆっくりと地面へ下ろした青年は立ち上がると、取り出した剣をフードの人物へ構えて小さく呟いた。


「ーーーーーーーーーー」


その言葉は私の耳には届かない。

その瞬間、青年から黒い何かが溢れ視界が闇に包まれた。

…………

………

……



「また同じ夢………」


ベッドの上で目覚めた少女は小さくそう呟いた。

ROM専でしたが、始めて小説を書きました。

創作って大変ですね。


一部細かい描写を修正しました。


次回更新日は6/6 0:00予定です

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