昼ね
掲載日:2017/03/02
昼ね
子供のように丸くなって床に転がる
いも虫のように青々とした気分になる
左手をまげてあたまをのせ
右手はあごの下にいれて
ひざを縮める
安らかさがふわっと毛布のようにおちてくる
ちかちかと光が床を転げまわる
ふざけあう子供のように
そして一瞬のうちに時間が止まる
床はすべての音を吸い込み
私の目の前の世界をどろどろにとかしてしまう
生き物のように昼ねが
忍び寄る
目から、鼻孔から、口から、耳から
私の体が空っぽになる
いも虫のように青々とみずみずしい気分になって
私は脱皮して舞い上がる




