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メイド姉妹登場!?

アリサとハンナは寝室に入り、主の寝顔を見つめて呟いた。


『姉様姉様、坊っちゃまってばどうしようもない寝坊助さんですわ』

『リサリサ、坊っちゃまってばどうしようもないクズだわ』


『ロズ○ール邸のメイド姉妹みたいなやり取りやめてくれる!?』


今日も主のツッコミが屋敷中に響き渡った。


『ハア、せっかく桃髪のウィッグまで被ったのに反応がしょぼくて興が覚めたわ』

『お陰で目が覚めたよ!ありがとな!』


『ぼっちゃま!私の声 水○い○りさんに似てましたよね? ご褒美にムチで叩いてください!』

『似てねえわ!』


メイド姉妹ならぬSMメイドと会話しながら食堂へ向かう


すると


『おはようございます。ぼっちゃま 朝食の準備はできております 昨夜はよく眠れましたか?』

長い金髪にウエーブがかかった髪をなびかせて、ふわふわメイド シンシアが出迎えてくれた。


『おはよう。シア よく眠れたよ。寝すぎちゃったくらい』

『ふふふっ、ぼっちゃまは本当に寝坊助さんですね』

『シアには言われたくないよ』


数日前 主を起こしに行って、隣で爆睡したのがシアである。

シアとの会話を楽しみながら、シアが作ってくれた味噌汁を口に運ぶ。


『ぶぼは!』

『ぼっちゃまイチャイチャはそのへんにして、早くお食事を済ませてください。でないと張り倒しますよ!』

『張ってから言わないでくれる!? しかも今食べるとこ狙ったよね!?』

悪びれもせず主の背中を叩くハンナ


『ぼっちゃま、ハンナ様に悪気はないんです。 ムチで叩くなら是非私を!』

『アリサは叩かれたいだけだよね!?』

すかさずお仕置きを懇願してくるアリサ


まったくSM姉妹は油断も隙もない。


三方をメイドに囲まれながら朝食を食べ終え、玄関に向かった。


ハンナは『もっと早く歩きなさい』と言わんばかりに主の10歩先を進み

アリサはクネクネと体をよじらせて、何やら妄想しながら半歩後ろを歩き、

シンシアは食堂で眠りこけている


『じゃあ行ってきます』


『さっさと私の前から消えなさい バ○ス』

『いってらっしゃいませ ス○ル君』

『ぼっちゃまと呼んで!』



こうして坊っちゃまはメイドに送り出される


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