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Mメイド
『坊ちゃま、坊っちゃま、早く起きていつもみたいに私をムチで叩いてください!』
坊ちゃまに仕えるメイド アリサは叫んでいた
『いつもムチで叩いてないからね! 変な噂広がるからやめてくれる!』
『大丈夫です! もう他のメイドには広めておきました!』
『それ全然大丈夫じゃないよね!?』
屋敷中に響き渡るツッコミで坊ちゃまは今日も起床する
『ぼっちゃま、朝シャンにしますか?朝ごはんにしますか? それとも・・・アリサをムチで叩いてくれますか?』
ベッドから出た主をアリサは上目遣いで見つめながら、起床後の行動を提案する。
『時間がないから全部却下』
『ああ、第4の選択肢 放置! たまりません!』
言いながら主は玄関へ移動
そのあとをアリサがクネクネと身をよじりながらついてくる。
『それじゃあ行ってくる』
『はい。いってらっしゃいませ 早く帰ってきてアリサのムチムチの太ももを叩いてくださいね!ムチだけに』
『全然上手くねえよ!』
こうして坊っちゃまはメイドに送り出される