表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

神様が泣いた

 世界は破壊と再生を・・・。

 いや再構築を繰り返している。


 主に神様の手によって・・・。

 いや神々の手によってだな。


 ここは神々の世界そして神々がそれぞれ世界を1つ作って運営している。

 気に入らなくなれば破壊して作り直す事もよくある話だ・・・。

 神々の地は作った世界の出来の良さで決まり、審査基準もルールも細かに決まっている。

 この話はその中の一人の神様・・・。


 神ザマァな話である。



              

 俺は神様の一人でヒエラルキー的には最下層の神だ。


 野望もある。

 やる気もアリアリだ(たぶん)。

 だが、まったくと言っていいほど野望に近づける気がしない・・・。

 野望というか決して高尚なもんではないがな。

 というか復讐・・・。


 ちなみに名前はまだ無い。

 無名の神です、はい。


 名前が持てるのは上級の以上の神だけだがもちろん自称で名乗るのは自由だ。

 上級神以上の神と名前がかぶっていた場合は厳しく罰さられるので注意だ。


 最高神→最高神補佐→上級神→中級神→下級神→その他。

 とこのように位が決まっている。




 前置きはもういいや。そろそろ本題といこう。


「これはどういうことだぁーーーーーーーーー!」


 俺は叫んだ。力いっぱい全力で無能な人間の編集長に向かって。


「・・・・・・」


 相手は何も答えない。

 無理もない相手は催眠状態のようなもので明確な答えがない限りボーっとしている。

 無能じゃないのかもしれないが頭にきたのでそういう事にした。

 ひどい話しだが直接言わなければ別にいいよな。


 何があったか簡単に説明すると、1000年ほど前に作って放置してた俺の世界がそこそこ発展してた。

 原始人レベルから中世のヨーロッパクラスにだ。

 1000年放置すると大抵の生き物はなぜか全滅してる事が大抵だったので俺は喜んだ。


 野望があるのに千年も放置?

 俺もできれば即破壊して作り直したい。

 のだが理由もあるのだ。


 1.作ってからは千年は破壊してはならない

 2.1を無視し、破壊した場合。次に作った世界は審査の対象外になる

 3.2を犯した場合3千年の間をあけ、新たに作り直す事で審査対象とする事が出来る


 審査基準に関して説明すると長くなるのでここでは割愛しよう。

 そうしよう。


 話を戻すと喜んだ俺は、文明を築いた人間どもに報酬として世界の成り立ちと人間の祖先や世界の真理について書いた本をこの無能な編集長を催眠状態にし無理やり本を出させたのだ。


 出させたのだが・・・


「まったく売れないとは何事だぁぁぁぁ!」


 そう、まったく売れなかったのだ。それどころか嘘百発、妄想日記?、いやもうゴミだろコレ扱い。

 本を出した出版社はカナリの赤字を出したらしいが知ったことか!

 俺の心が傷ついた!


「この失態どうしてくれようか!!」

「今回の赤字の件につ・・・」

「いやその件はどうでもいい」


 創造者に対してこの扱いはないだろ!

 もっと敬え讃えて銅像も作れ!

 世界の真理を知りたいんだろ?

 喜んで金出せやぁ!!

 たとえ千年もの間放置されてたとしても・・・!


 いや放置されてたんだから無理もないか・・・・・・。


 こいつらにとって神の威厳なんて地に失墜してるどころか・・・

 土に還ってるよな。


 それにしても、この世界の人間はどうなってる。


 出版社を出て俺は街中を歩きながら考える。


 人間の祖先は俺が作ったのだが・・・。


 いつの間にか猿から進化したのが人間と言う事になってるらしい。

 どっからでてきたお猿さん。

 お猿さん森の中に帰れ!俺の立場を返せ!いや猿が悪い訳ではないが・・・。


 問題はそれだけでもないしな。


 重力の話だが、俺は手元からりんごを落としてみてこのくらいかなぁと思いつつ決めたのだが・・・。

 重力加速度?9.80665 m / s2何これ?1G?えっごめん何言ってるか分からない。

 俺ですら認知してなかっような法則や計算式を他にも色々生み出していて俺は驚いた。


 まぁ、ほとんど他の神が作ったベースをコピペしたような物なので仕方なくもないのだが。

 もっとも細かい所はいろいろいじりまくってるけども。


「貴様らぁ!!頭良くなり過ぎだろぉぉぉぉ!そして猿はどっからでてきたーーーーー!!」


 周囲の人間たちは俺を変人を見る目でチラ見しつつ遠ざかっていく。

 イライラは増すばかりだ。そして猿はもういいってのっ!


 神々の世界に戻る事も考えたがもう少しこっちに居ることにした。

 この世界の人間どもはクソだが飯はうまいかもしれない。

 そこを確かめてからでもいいだろう。

 もしマズかったらもうこの世界滅ぼそうそうしよう。


 あれは・・・


 目についたのは街のゴミ箱だった。

 俺の本が捨ててあった。

 泣きたくなった。

私はシム街が苦手だーーーーーーーーーーーーーーーーーー!なので私がもし世界を作ったら長続きせずすぐ滅ぶだろうなぁ・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ