わたしは此処にいる
ティップ:ダンジョンの拡張モデル。
「おるのこりんたろうおるのこりんたろ
るのこりんたろうおるのこりんたろう
のこりんたろうおるのこりんたろうお
こりんたろうおるのこりんたろうおる
りんたろうおるのこりんたろうおるの
んたろうおるのこりんたろうおるのこ
たろうおるのこりんたろうおるのこり
ろうおるのこりんたろうおるのこりん
うおるのこりんたろうおるのこりんた
おるのこりんたろうおるのこりんたろ
るのこりんたろうおるのこりんたろう
のこりんたろうおるのこりんたろうお
こりんたろうおるのこりんたろうおる
りんたろうおるのこりんたろうおるの
んたろうおるのこりんたろうおるのこ
たろうおるのこりんたろうおるのこり
ろうおるのこりんたろうおるのこりん」
――――――――――――――――――――――――
"蜘蛛宇宙人" は、反論する事が出来た…
――ただ相手は
――<ペチショ・ピリンキピアイ>
――を知らないのだ。
話す意味がない。
相手は――
「そこそこ」
――わかっている
――しかし
《足りない……》
足りない。
"蜘蛛宇宙人" は理解していた
――相手が同じ道を辿ってきた事。
ただある地点で――分岐したのだ。
同じ条件――違う結果。
相手は画一的な<大勢>ではない――
それでも、その中に埋もれようとしている――
自らの意志で。
それをすくう事は出来ない。
そんな必要もない。
――――――――――――――――――――――――
"蜘蛛宇宙人" は無力であった。
学問と知識に於いては無力ではなかった
――無力だと思った事さえなかった。
しかし、社会という場では、どうする事も出来ない
――寧ろそれらは邪魔なのだ。
そして――
"運転手" が社会の中で
――ひとりの人間として
<生きよう>としている限り、何もする事はない。
そして
――<大勢>を構成する一部品として
――人間として
自分を受け入れた "運転手" が次にする事は――
もう決まっている。
――――――――――――――――――――――――
"運転手" は片足を前に出した。
"蜘蛛宇宙人" は――後退り。
相互――繰り返す。
"蜘蛛宇宙人" がコンクリートに背を付けた。
"運転手" も歩みを止めた。
"運転手" は槍の要領で、スクープ部分を相手に向けた。
細めた目。
光の中――輝いている。
"運転手":
「これまで俺は
――ずっと
お前の<親>の足となってきた。
どこにだって、文句を言わずに連れて行った。
お前の足にだって、なってやった
――何も言わずに。
何も言わずに。
お前が赤ん坊だった頃から、俺は<足>だった。
お前のキョウダイの<足>だってやっている
――今だってやってる。
プラスにもマイナスにもならない往復。
何故か――?
それが<仕事>だからだ!
――<生きる>という事だからだ!!
そしてお前は何をしてくれた?
何も。
な、ん、に、も。
お前さっき、そう言ってたな。
その台詞を言ったお前自身が、俺に何かしてくれた事があったか?
何も。
な
ん
に
も。
お前の親は給料をくれた………
――で、お前は何をくれた?
その金だって、俺が必死になって<馬鹿のフリ>を続けて
――黙り込んできた
だから、手に入ったんだ。
世間ではそれを――
<努力>
というんだよ――
お前のやっている事は<無駄>というんだ。
少しでも『脅威になりそうだ』と思われたら、終わらされていたんだよ。
俺は必死に隠してきたんだ。
そんな中でも、俺は勉強した
――ずっと隠れて勉強していた
――学校が終わったって勉強した。
毎日『無駄だ』と思いながら、勉強した。
俺は負けず嫌いなんだと思う。
今は英語だって読める――ラテン語だって読める。
どんな文章だって読む。
どんな事だって書ける。
でも――だから何だというんだ!!!?
実力を公にしたら、攻撃されて、クビだよクビ。
"みんな" に不都合なんだからな!!
俺は諦めさせられた……
――多くが諦めさせられてきたんだ。
そんな中で、お前だけ諦めないなんて許せねぇ!
絶対に許さねぇ!!」
そして――攻撃を開始した!!!




