表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/153

わたしは此処にいる

ティップ:ダンジョンの拡張モデル。


「おるのこりんたろうおるのこりんたろ

 るのこりんたろうおるのこりんたろう

 のこりんたろうおるのこりんたろうお

 こりんたろうおるのこりんたろうおる

 りんたろうおるのこりんたろうおるの

 んたろうおるのこりんたろうおるのこ

 たろうおるのこりんたろうおるのこり

 ろうおるのこりんたろうおるのこりん

 うおるのこりんたろうおるのこりんた

 おるのこりんたろうおるのこりんたろ

 るのこりんたろうおるのこりんたろう

 のこりんたろうおるのこりんたろうお

 こりんたろうおるのこりんたろうおる

 りんたろうおるのこりんたろうおるの

 んたろうおるのこりんたろうおるのこ

 たろうおるのこりんたろうおるのこり

 ろうおるのこりんたろうおるのこりん」


 ――――――――――――――――――――――――


 "蜘蛛宇宙人" は、反論する事が出来た…

 ――ただ相手は

 ――<ペチショ・ピリンキピアイ>

 ――を知らないのだ。




 話す意味がない。




 相手は――




 「そこそこ」




 ――わかっている

 ――しかし




 《足りない……》




 足りない。




 "蜘蛛宇宙人" は理解していた

 ――相手が同じ道を辿ってきた事。




 ただある地点で――分岐したのだ。




 同じ条件――違う結果。




 相手は画一的な<大勢>ではない――

 それでも、その中に埋もれようとしている――




 自らの意志で。




 それをすくう事は出来ない。




 そんな必要もない。




 ――――――――――――――――――――――――


 "蜘蛛宇宙人" は無力であった。


 学問と知識に於いては無力ではなかった

 ――無力だと思った事さえなかった。


 しかし、社会という場では、どうする事も出来ない

 ――寧ろそれらは邪魔なのだ。


 そして――


 "運転手" が社会の中で

 ――ひとりの人間として

 <生きよう>としている限り、何もする事はない。


 そして

 ――<大勢>を構成する一部品として

 ――人間として

 自分を受け入れた "運転手" が次にする事は――

 もう決まっている。


 ――――――――――――――――――――――――




 "運転手" は片足を前に出した。




 "蜘蛛宇宙人" は――後退り。




 相互――繰り返す。




 "蜘蛛宇宙人" がコンクリートに背を付けた。




 "運転手" も歩みを止めた。




 "運転手" は槍の要領で、スクープ部分を相手に向けた。




 細めた目。




 光の中――輝いている。




 "運転手":


 「これまで俺は

  ――ずっと

  お前の<親>の足となってきた。




  どこにだって、文句を言わずに連れて行った。




  お前の足にだって、なってやった

  ――何も言わずに。




  何も言わずに。




  お前が赤ん坊だった頃から、俺は<足>だった。




  お前のキョウダイの<足>だってやっている

  ――今だってやってる。




  プラスにもマイナスにもならない往復。




  何故か――?




  それが<仕事>だからだ!




  ――<生きる>という事だからだ!!




  そしてお前は何をしてくれた?




  何も。




  な、ん、に、も。




  お前さっき、そう言ってたな。




  その台詞を言ったお前自身が、俺に何かしてくれた事があったか?




  何も。




  な




  ん




  に




  も。




  お前の親は給料をくれた………

  ――で、お前は何をくれた?


  その金だって、俺が必死になって<馬鹿のフリ>を続けて

  ――黙り込んできた

  だから、手に入ったんだ。


  世間ではそれを――




  <努力>




  というんだよ――


  お前のやっている事は<無駄>というんだ。


  少しでも『脅威になりそうだ』と思われたら、終わらされていたんだよ。




  俺は必死に隠してきたんだ。




  そんな中でも、俺は勉強した

  ――ずっと隠れて勉強していた

  ――学校が終わったって勉強した。


  毎日『無駄だ』と思いながら、勉強した。


  俺は負けず嫌いなんだと思う。




  今は英語だって読める――ラテン語だって読める。


  どんな文章だって読む。


  どんな事だって書ける。


  でも――だから何だというんだ!!!?


  実力を公にしたら、攻撃されて、クビだよクビ。


  "みんな" に不都合なんだからな!!




  俺は諦めさせられた……

  ――多くが諦めさせられてきたんだ。


  そんな中で、お前だけ諦めないなんて許せねぇ!




  絶対に許さねぇ!!」




 そして――攻撃を開始した!!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ