第二章 一話
初投稿の小説で勝手もわからず、その上、語彙も貧相で言葉の誤用などもあるかもしれませんがどうか読んでやってください。
湿った空気。カーテン越しにさすうっすらとした光。茜色にそまりしっかりとした輪郭を象る部屋。辺りには、酒の缶が散らばっている。視界は、フィルターを通しているようで自分のものとは思えなかった。しかし、意識は、はっきりとしている。こんなにも、酔いたいのに。現実から逃げてしまいたいのに意識ははっきりとそこに存在し続けた。
大学は、ここ一ヶ月行っていない。行動する意欲を削がれた俺は、生命を維持するのに最低限の行動しかとらない。この虚脱感を乗り越えるにはどうすればよいのだろう。このままでは、いけないとわかっていても、この問いの答えは実現しない。
もう一度、会って精一杯の愛を伝える。
今となっては叶わないことだが、そして訪れる結果は変わらなかったが、それでも、結果の受け入れ方は違っただろう。この思考も何度目だろうか。何度繰り返そうとも、実現などしないのに。
ドアがこんこんとノックされた。外に人の気配を感じる。
「佳弥、起きてる?」
姉さんの声がする。この一ヶ月、ご飯を届ける時にこうしてノックをし呼びかけてくれ、ドアの外にある姉さんの気配がなくなってからそれに手を付けていた。だが、それにしては時間が中途半端だ。続けられる言葉を待つ。
「夕日ちゃんから手紙。佳弥に渡してってさ」
「えっ」
つい声が漏れる。予想もしなかった言葉に頭が追いつかない。
「出てこれる?」
その言葉を聞く前にはすでにドアの前に立っていた。ノブに手をかけ扉を開ける。部屋にこもっていた湿気や熱気が外に流れ出し、外の風が新鮮な空気を部屋に送り込む。目の前には手紙を持った姉さんが立っていた。久しぶりに見せた自分の様子を見て言う。
「ひどい格好ね」
呆れたように柔らかな笑みを浮かべていた。
「はい。」
差し出された便箋を受け取り、裏を見る。夕日より、という文字が書かれていた。ますます、混乱し、しばらく動けずにいた。
「じゃあ、渡したから。」
姉さんは、振り向き一階へとおりて行った。階段を降りる足音が部屋の前の廊下で響く。
中を見ないことには、何もわからないか。
俺は封を開け手紙を取り出した。