第九話:てめっナメてんじゃねーぞ3
『では次の競技の男女混合二人三脚に出場する選手の入場です!』
あぁ、始まちまったよ。
大丈夫か?勝てる気がしないんだが?めちゃくちゃ心配するわ。
「れいくん、大丈夫練習どうりにやるだけだよ。」
いや、君のせいだからね?っというとキレられそうなのでやめておこう。
そういえばこの競技はリレーみたいになっている。
ちなみに俺らは二組だから二レーンなんだけど...
まず五十メートル先のカラーコーンまで走り、曲がって帰ってくる。
そして次の走者にバトンを渡す。
全部で三走まであり、俺たちは一走目だ。
つまり、こけると終わる。
アンカーまで行くと勝ち確定なんだよ。
だって田口だし...
まぁいいや、あとは神にゆだねよう。
「アーメン。」
「ん?どうしたのいきなり祈り始めて?」
「あぁ、お前がけがをしないためにな。」
「え~!やさしいじゃん。どしたの?おなかでもすいたん?」
おい、そんなこと言ってると殴るぞ。
たく、今本気で考えそうになってたのに...
「けど、ありがとね。」
そう言うと、こいはは、ニカっとまぶしい笑顔をこちらに向けた。
...おし、少しは頑張ってやるか。
「あっれい君あとちょっとでスタートだよ。」
「あぁ、わかった。」
よし、入るか。
「二人ともがんばれよ~!」
田口の奴、お前もだろ?
じゃあ耳澄ますか。
「位置について、よ~い...ドンッ!!」
よし!いい感じにスタートできた。あとは...
「いくよ!れいくん!せーの!」
「「きん↗しょう↘じゅ↗しょ↘う↗のかれぇ~↘ぱん↗!!!!」」
「「きん↗しょう↘じゅ↗しょ↘う↗のかれぇ~↘ぱん↗!!!!」」
めっちゃいい感じ後は五メートル先ぐらいのコーンを曲がって帰るだけ...
「きん↗しょう↘...きゃっ!」
ばか!こいつ!やりやがった。
曲がる直前にこっちに倒れてきやがった。
くそ、このままだったらどっちとも転んでお陀仏だ。
そんなことなら...
「倒れ...きゃっ!ちょっとれいくん⁉」
今の状況は俺がこいはを横から抱き寄せてるような感じになっている。
「しょうがねぇ!勝つためだ!愚痴なら後で聞くから今は我慢しろ!続けるぞ!せーのっ!」
「「きん↗しょう↘じゅ↗しょ↘う↗のかれぇ~↘ぱん↗!!!!」」
後二十五メートル。
「「きん↗しょう↘じゅ↗しょ↘う↗のかれぇ~↘ぱん↗!!!!」」
後十メートル
「「きん↗しょう↘じゅ↗しょ↘う↗のかれぇ~↘ぱん↗!!!!」」
後五メートル
「「はい!」」
「OK!あとは任せろ!」
わっ、渡し終わった~。
あぶね~、転ぶところだった。
「走り切れてよかったな。こいは...ってお前顔赤くね?」
「...!///もうれい君なんて知らない!!//」
はぁ?いきなりこいつは知り終わった瞬間何言ってやがるんだ?
「わ、、たし、、、あんな、、こと、、されt、、の、はじめt、、だったのに///」
「へ?なに?」
「ンッッ~~!!もううるさい!知らない!」
え~、何こいつ?
あ、てかどうこうしてたら田口が...
今何位だ?二位か!
「イケー!一位狙えるぞ!」
「うぉぉぉぉぉ~~~~ーーーーーー!!!!!!!!」
行けるかあと、10、9,8,7,6,5,4,3,2,1...
『パンッ!パンッ!終了です!ただ今の競技の結果を確認いたしますのでお待ちください。』
どうだ?勝ったか?
『結果が出ました。ただ今の競争の順位を発表いたします。
第一位四組‼』
まぁ仕方ないか、がんばったよあいつは...
『第二位六組‼』
ん?聞き間違いか?
『第三位二組!!』
え?もしかして最後抜かれたの?
うぉぉぉ~~とか言ってたのに?
...ださくね?
「なぁ、こいは、俺ら三位だって。」
「えっ?あっ!うん、そうだね誇らしいね!」
マジさっきからなんだ顔赤いけど熱中症なのか?
「おい、こいは。もしかして熱い?保健室連れてこう...」
「大丈夫です//!!」




