第四話 この世界の礎を教えてくれよ。
「私は魔王軍第三部隊隊長、アイザス=ワーカーと申します。」
そう俺の目の前の転校生兼、俺の部下が現れた。らしい。
ぶっちゃけ覚えてない。なんでかっていうと人数が多いからだ。
魔王軍は第十二部隊まであり、一部隊ずつ約一万人...つまり十二万人いるわけだ。
隊長としても一部隊の隊長以外なまえを覚えていない。
顔がわかればな...てかこっちの世界に来た時に俺の顔も人類みたいな顔になってたな...
「あ~、アイザスだったっけ?え~、この世界の情報が少なすぎるからわかってることを教えてくれ。」
「はっ!わかりました。まずこの世界...表の世界と我々がいた裏の世界の話をしましょう...まず一ついえることは...この紙をご覧ください。」
そう言うとアイザスは、真っ白な紙を取り出した。
そこに表、裏返して裏と書くと
「まず魔王様、この紙を丸めて考えてください。そうなるとこの紙が球体になり、表と書いたほうが球の表面に、裏と書いたほうが球体の内側に来ます。これが今のこの世界です。
つまり簡単に申し上げますと、この世界の地面の裏側には、
我々の世界があります。」
なるほど、そういうことか...
「 つまりこの世界の地面を掘り返せば、俺らの世界に行けるということだな?」
「さようでございます。しかしそれは不可能に近いでしょう。
表と裏の世界の地面の間には、とても固い鉱石や、岩盤がございます。
ですのでほとんど不可能かと...」
なるほどな、そういうことか、けど、
「じゃあなんで俺たちはこっちの世界にこれたんだ?」
「申し訳ありません、ただいまそれは調査中でございます。」
う〜んそうか...
「しかし...こちらの世界と我々の世界が繋がっているため、『魔法の使用』が出来ます。」
「えっ?こっち来た時は魔法使えなかったぞ。」
「それについて説明させていただきます。
まず我々の世界には魔力の元である魔素が漂っています。
体が無意識に魔素を吸収することで魔力回復をしています。
そして、魔力濃度が高ければより無意識に魔素を取り込みます。
この世界は、原理が何であれ我々の世界とつながっているということは、
魔素濃度は低いですが、魔素があります。
つまりその魔素を体に吸収出来れば、『魔法の使用』ができます。
今、魔王様が魔素を吸収できないのは魔素濃度が低く、
体が慣れていないためです。」
へ~、わかりやす。
「まぁ大体わかったわ。けど、どうやったら魔素を吸収できる?慣れか?」
「いいえ、我々にとっては簡単でございます。イメージしてください...口から息を吸う感じで、体の隅々で呼吸をしてみてください。」
「こうか?」俺は手を横に広げ体の毛穴をがん開くイメージをした。
う~ん、今のイメージはきしょいか?やめておこう。
「なんか変化ないぞ?」
「いや、では試しに『魔法の使用』をしてみてください。」
じゃあそこまで言うなら。
「今、我のところに熱よ集え!『フレイム』!」
そう唱えると手から火が出て燃え盛った。
お~!できたな案外簡単に。
「おめでとうございます。では次に移ってもよろしいでしょうか?」
え、次あるの?
「そもそも魔王様、誰かに自分が魔王だと話されましたか?」
「いや、いったことはないな。」
「ではよかったです。この世界ではある宗教オカルトが存在します。
その名前が天使教でして...結構この世界で有名なものでして、その経典に『魔王許すまじ、見つけ次第処刑に処する』と書かれていまして、クラスメイトに宗教徒がいると...失礼なことを申し上げますが、今の魔王様の魔力量は、貧弱であり全盛期の1/10程度かと...」
なに俺そんなに弱いの?
「ですから魔王様、お気をつけください。
くれぐれも魔法などを人前で使わないように、疑われますので。」
天使教とかいきなりだったけど、えっ?なに?俺四話目で命狙われる身になったってこと?
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第四話 この世界の礎を教えてくれよ。
いや~本当にマジモンの小説家ってすごいと思う(俺とかw)
byとくとくかい




