第二話 れいくん!学校に行ってみようか?
きっつ
「君って学生?」
そう言われたけど学生ってなんだ?
「えっ?学生って知らないの?流石にそこまで?
う〜ん、じゃあ学生になろう!」
は?学生になる?
「誰でも学校に行けば学生になれるよね?ねっ?」
ね っ?じゃねえよ。俺もしらねぇよ。
「そもそも名前が知らないからさどうしようもないよ。ねぇ君って名前なんなの?」
「レイオン=アルバーデットだ。軽くレイと呼んでくれ」
「えっ?ちょ、ちょっと洋風の名前すぎない?なんかな〜...そうだ!
私が日本風の名前考えてあげるよ。」
「ちょっと待ってくれ、なんでそこまでするんだ?」
「えっ?なんかなんとなく?」
「君のその姿で学生じゃないのはおかしいかなって?日本国籍もないんでしょ?」
「そういうことか?」
「そうだねーじゃあ、阿留都冷あるとれいは?
ちょっとキザっぽいけど。」
「いや十分じゃないか。ありがとう。」
「うん、あと私の叔父が先生だから,
頼みに行くよ!」
は?なんでそうなる?うまくいきすぎじゃないか?
〜移動中〜
なんだこのアパートは?ここにこいつの叔父が...
「この部屋だよ。おじさーん!ちょっと頼み事があるんだけど。」
「いきなりなんだよ?」
「急遽きゅうきょなんだけど、この子の学籍作って。」
「いきなりすまない。こんなことになってしまって」
「あー君の?うーん中学生からだけど、小学生の勉強はできるの?」
ギクッ!「あ〜!れい君ギクってなった!」
ぶっちゃけ前の世界でも勉強はしてたが、そんなにできた記憶がしない。
「じゃあしょうがない。問題出すから答えてくれる?」
まぁしょうがないか。
「じゃあ問題、半径3センチの円の面積は?そういえば、πパイはつかわないでね。」
「28.26㎠だ。合ってるか?」
「えっ!れい君早くない⁉︎」
「いや、こんなの暗記だろ。」
なんだ?思いの外簡単だったな。
「まぁ、ゆいかがこうなんだからいいんじゃないか?」
「じゃあよかったね。れい君!」
なんかことがうまくいきすぎてるな。
作者お前焦ってるだろ?
「で、叔父さん入学式いつだっけ?」
「えっ明日だろ?」
「「えっ⁉︎」」
はぁ、こうなっちまったか。
この国では入学式なるものにこんなヘンテコ帽子を被るらしい。
形はなんていうか筒に四角形を上に張り付けた感じ。
「れいくーん!」
あっ来たか。
「もう来るの早すぎでしょ。うーん、そうだ!
あの看板の前で写真撮ろ!」
またなんでいきなり...
なぜかこの世界の人は、こういう学校関係の門出の際に写真を撮るらしい。
「はい!チーズ!....うん、いい写真撮れたね。」
まぁ記憶が残るという面ではいいことか。
「改めて、れい君!入学おめでとう!」
はぁ~、いろいろドタバタしたな。
「お前もな、入学おめでとう。」
ゆいかを隣りに歩きながら、俺は学校の門をくぐった。
春の風が彼女の髪をたなびかされている、その姿が俺の目に残った。
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第二話 れいくん!学校に行ってみようか?




