第十七話:てめっナメてんじゃねーぞ12
どうも、れいだ。
今は登校してきてすぐの状態。
そして、教室ではある噂が広まっている...
「ねぇ、知ってる?」
「何が?」
「学校の近くの橋のことだよ。」
「あぁ、それ聞いた。
なんかでっかいクレーターできたんだよね?」
「そう、そして新しい情報。
そのクレーターができた時間帯、私たちの学校の生徒がいたらしいよ。」
「へ~、なんか爆発でもさせたのかな?」
「違うでしょ。」
と、俺の前の前の席に集まってる女子たちはそんな話をしていた。
いや、う~ん、それ俺なんだよな...
噂っていうのは二種類ある。
いい噂と悪い噂...もちろん俺は後者だ。
あぁ、昨日帰る途中にアイザスには怒られたものだ。
~「ちょっと感覚戻ってきたからって調子に乗られると困ります!!」
「はい、すいません。」
「次からはもう少し威力を抑えてください!!」~
はぁ、もう怒られるのはこりごりだな。
「どうしたの?そんな切ない顔して...失恋でもした?」
本当にバットタイミングだよ、こいは。
「黙れ。失恋なんかしてないわ。」
「え~?してそうな顔だったよ?」
はいはいそうですか?
すぐ人にファンタジー押し付けてきやがって...
「それかあれ?定期テストのこと?」
「あれ?定期テストって...もうそんな時期だっけ?」
うちの学校には一年でテストは三回行われる。
すべて、1,2,3学期の終業式20日前と決まっている。
今は六月の初旬、確かにテストの時期だ。
「そうだよ。もうあと一週間。」
そうか。残り一週...まて?一週間?
「残り一週間ってマジ?」
「うん。おおマジだよ!」
「あぁ、まずいな、勉強してない。」
本当に残り2週間から余裕もって始める予定だったのに...
「それならさ。今日綾ちゃん家来れる?
勉強会するんだけど...ちなみに、曾澤君も誘ったよ。」
「えっ!ありがたいけど、曾澤と桐谷って今なんかお互いを避け...」
「わかってる!だから、わざとだよ。」
可哀そうに曾澤君。
「お邪魔しま~す!」
そう元気に桐谷のの家に入っていったのはこいはだ。
それに続き、俺と曾澤が入っていく。
「「お邪魔します。」」
そうして扉を開けると清潔感のある玄関が俺たちを向かい入れた。
そして、俺たちの声が聞こえたのか玄関から続く廊下の扉から
眼鏡をかけた女の人がやってきた。
「いらっしゃい。いつもお世話になっています。
桐谷綾の母親の桐谷夏帆きりたにかほって言います。」
あぁ、桐谷のお母さんか...
見た感じは、茶髪の長い髪を腰ぐらいまで伸ばしていて、
終始ふわっふわっしているって感じ。
「桐谷さん!お久しぶりです!」
「あぁ~!こいはちゃん!いらっしゃい。
今日は何しに来たの?」
「今日はみんなで勉強会に来ました!」
「そうなの?...あら、そちらの二人は?」
桐谷さんはそう言うと、俺と曾澤のほうを向いた。
「桐谷さん。こちらの二人は私と綾ちゃんの友達の
阿留都冷くんと、會澤稜人くん。」
「「こんにちは。」」
こいはによって俺たち二人が紹介され、俺たちは挨拶をした。
「こんにちは。綾がいつもお世話になっています。
3人ともこれからも綾のことよろしくね。
綾は二階にいると思うけど、入るときノックしてあげてね。
お菓子とか飲み物とかは後でもっていくから。」
「「「すいませんありがとうございます。」」」
桐谷さんに感謝を言い、俺たちは階段を上る。
いま、一番前でニコニコしているこいはとくらべて、
俺の隣にいる曾澤は険しい顔をしていた。
「どうした?曾澤?」
「いや~、今日どうやって綾に接すればいいか分からなくて...」
「まぁ、気にすることなくね?いつも通りでいいじゃん。」
そう話しているうちに俺たちは綾の部屋の前についた。
「えっと、、ノックだよね?」
コンコンっとドアをノックし開けた。
「なぁ、こいは。ノック二回ってトイレノックじゃなかったか?」
「えっ!!そうなの?しらない。」
は?後でこいつには社会のルールを学ばせたほうがいいな。
そうして、俺たちは桐谷の部屋に入った。
全体的にピンクな部屋、そしてベットにある大きなクマのぬいぐるみ、
棚の上には多くのの表彰とトロフィー、
最後に一番大事な甘い香りもした。
うん。女子の部屋って感じがするな。
そう思っていると、部屋にあったベットの上に
布団をかぶった桐谷がいるのが見えた。
「あれ?桐谷寝てるわ。」
「あっ!ほんとだ、綾ちゃん寝てるわ。
部活で疲れたんだね。」
「どうする?起こす?」
「うん。そのほうがいいかも。」
そうこいはが言うと...
「綾ちゃん!起きてー!!」
バサァッ!
「えっ...?」
こいはが綾から布団をはがした途端、場が凍った。
なんでそうなったか?
それは桐谷が裸で寝ていたから。
「「「...」」」
うつぶせに寝ているため、大事なものは見えなかったが
体の重さでつぶれている大きな上半身の膨らみ...
つるんとして引き締まったお尻...
あっ、終わった.......
即、俺と曾澤が目配せしあう。
曾澤も同じ顔だ。
うん。終わった。と言いたげな顔。
そして、俺たちは神にみはなされたらしく...
「……さむい……。」
「「「っっ!!!!」」」
起きた。起きてしまった。
「...さむ....あれ布団が.......え⁉」
ようやく気付いたらしい。
俺たちのほうを向き、桐谷の顔が赤く染まる。
「い、、い、や......
よし。遺書は何書こう?
「〜〜っ!きゃあああああっ!」
そう、叫びながら桐谷は部屋にあった、
教科書や、枕、目覚まし時計、トロフィーなどを投げつけてきた。
いや、トロフィーはダメだろ。と思いつつも、
俺と曾澤は逃げるように部屋を出た。
出るときに「出てって!!」とこいはに言われたが
いや、布団はがしたのあいつやん。
ふざけんなよ。
そう思いつつ俺は部屋のドアを目の前に座った。
けど...
「あともうちょっとで見えそうだったな、おっぱ...
大事なものを言おうとしたとき
俺はドアの隙間から投げられた、変な箱の角が頭に当たり気絶した。




