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第十二話:てめっナメてんじゃねーぞ7

この学校には部活があり、そして兼部ができる。


會澤と桐谷はその為に校長室前に来ていた。


「大丈夫かな?転校生がすぐ兼部したいとか言っちゃって。」


「うん、それについては校長が何か言う前にやっちゃうから。」


うーん、危険な匂いがするなぁ。


そもそも兼部って運動部と文化部でしょ?


運動部と運動部ってどうかなぁ?


「大丈夫。確かに運動部と運動部での兼部は珍しいけど、うまく行くよ。」


「うん、そうだと信じたいけど…そういえば綾、校長先生に兼部申請出した?」


兼部申請には当人と兼部する両部活の代表者のサインが必要だ。


それを書いてようやく条件に満たされ、校長の面接になる。


「うん、剣道部の友達にもちゃんと話はつけてるから。」


そうかなら安心だ。


「準備できた?」


「うん入ろう!」




私、校長の土神雄大つちかみゆうだいは、頭を悩ませている。


「はぁ、兼部したい、ねぇ。」


確かに兼部する事に反対はしていない。


していないが!


兼部は、デメリットもある。


今は6月。そう熱中症。


これから暑くなっていく中で二つの部活を行き来きするなど、熱中症のリスクが他の人より格段に上がる。


そして、1番懸念されるのが人間関係。


部活を行き来きすることで、周りの部員からは浮かれ者扱いされてしまう。


この二つは何としてでも避けたい。


申し訳ないが…


コンコン!


おっ来たか。


「どうぞ、お入りください。」


「はい!失礼します。」


私が入室を許可すると、その男は入ってきた。


見たところ真面目で紳士そうな青年だ。


後ろの付き添いは…あぁ、桐谷綾さんか。


彼女の話は私も聴いているから知っている。


その彼女が推薦する人物とは…一体どう言う人物なんだ?


「どうぞ、席についてください。」


「はい、失礼します。」


礼儀的にも申し分ない。


「今から少し質問するけど…別に難しいこと聞くわけじゃないから、かたくならなくていいよ。」


「お気遣いありがとうございます。」


うん、では行こうか。


「最初になぜ兼部しようと思ったのかな?」


「私は、最初は剣道部志望でした。しかし、ここにいる桐谷さんの助言を頂き、陸上部に入ることも検討した結果こうなりました。」


「なるほど、ではこれから夏ですね。兼部することによる熱中症のリスクはどうお考えですか?」


「その対策としては二つほど考えております。


一つ目は、こまめに水分補給や涼しい場所に移動することです。二つめは、熱中症予防グッズを使います。この二つです。」


「そうですか…」


発想力や適応力がこの子はすごいね。


「じゃあ、付き添いの桐谷さん。彼が剣舞することの利点は?」


「はいっ!まず彼は足が速く、さらに剣道ができる(レイと決めた設定)という、この学校の知名度を上げるためにも必要な存在です。」


「うむ、では最後にお二人に質問します。」


「兼部となると、友人関係が懸念されます。


そのことで二人の意見をお聞かせてください。」


「この学校の人たちはみんないい人ばかりです。私が転校した初日に校舎の案内をしてくれたり、僕がリレーで転んだ時も責めず、励ましてくれました。」


「私も兼部する人を受け入れる立場として、みんなと共に部活改善をしています。」


そうか、いいことだ。


「では、兼部の件は承認いたしましょう。」


「「ありがとうございます!」」


「ただし!条件があります。」


そう、とっても大事なことが。


「同じクラスの阿留都くんに、くれぐれも部活動の参加表の提出期限に遅れないようにと忠告しておいてください。」


……


「「あっ、、はい。伝えておきます。」」

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