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プロの汚し屋

 床をゴミ、食器洗わず、トイレットペーパー捨てない


 綺麗なものを汚くする...

 これ程、無駄行為はあるのだろうか?

 美しいものほど穢れてしまったら

 元に戻すのは難しい。

 これはプロの汚し屋の私と

 綺麗好きな猫との対決である。


 なんということでしょう...

 ホコリひとつない綺麗な床...

 地べたで走り回ってもなんの問題もない。


 なんということでしょう...

 黒カビひとつない舐めれそうなほど

 綺麗な便器...


 なんということでしょう...

 お日様の香りがする現れたシーツ...


 これほど嫌いで美しい品々...

 これを見た私は彼女に敬意を評して

 必ず汚さないと心に違う。

 だがそれでもなぜか汚れてしまうのだ。


 おい飼い主!

 絶対汚すなよ!

 毎回掃除が大変なんだからな!!


 ふっ...大丈夫さ。

 私は君の働きを無下にすることはしないからね。


 そうか。

 ちなみにこれ何回も聞いてるけど

 毎回無下にするのは何故だ。

 私が目を話したらすぐに汚すではないか。


 ・・・すぅ...

 さて、私はお菓子でも食べようかな。


 おい飼い主。

 絶対今誤魔化しただろ。



 今日のおやつはこれ...

 ポテトチップス...

 最近街で流行りだしたお菓子...

 芋を揚げて味を加えた...

 ただそれだけなのに中毒性があり

 ついつい食べてしまう。


 それでは頂きます。


「パリッ!」


 部屋中に聞こえるほどの音...

 これを食べたことがある人なら絶対わかる

 あの音を出し、私はポテチをつまむ。


 口でパリッ!と音を出し弾けるように食べる...

 これこそこのお菓子のいちばん美味しい食べ方なのだ。


「ポロポロ.....」


 ふぅ...もう食べてしまった。

 しょっぱい物の次は甘いものだ。


 なんか甘いものないかな...

 お!チョコがあるではないか〜

 彼女は苦手で食べられないチョコ...

 ふっ...いくら人間になっても

 これを食べられないなんて...


「パクっ」


 う〜ん!!美味しい!

 やっぱり甘いものは正義だ...


 ちょっと食休みしないとだね...

 ベットで横になろう...


「ベタっ...」


 あー...

 食べてすぐに横になる...

 これこそ至福のとき...


 ・・・うっ...

 ベットに入った途端尿意が...

 全くヤツめ...いつも私の機嫌がいい時に...


 ふぅ.....

 あ、トイレットペーパーないや...

 取り替えてっと...


 トイレットペーパーの芯は...

 出る時捨てよう。


「ジャーー...」


 ふぅ...これで邪魔者は誰もいない...

 いざ!私の時間が始まるのだ!!



 おい飼い主...?


 ・・・ど、どうしたんだ?

 そんな怒った顔して...


 汚すなって言ったそばから

 なんでこんな汚すんだぁぁぁあ!!


 ポテチのゴミはそのまま!

 床に食べカス散乱!

 チョコまみれの手でベットに行ったろ!!

 シーツが染まったじゃねぇか!!

 それとトイレットペーパーいつも床に置いてあるけど


【片付けろぉぉぉ!!】


 ・・・な!なんだこれは!?

 わ、私がやったのか...?

 いつやったのだ...全く記憶にないぞ...


 猫パンチするぞこのやろにゃ。


「キュッキュ...(床掃除させられてる。)」


 私はね前から思っていたんだが。

 部屋が汚れる人は汚してる自覚がないんだ。

 自覚症状がないということはすなわ

 それは改善できないと言うことだ!


「バチン!!」


 いたぃ...私のお尻がふたつに割れてしまうではないか...


 なんか今日の飼い主、馬鹿だ。



 ふぅ...やっと綺麗に出来たよ。


 ほんとだにゃ

 あの短時間で汚したのに

 片付けはものすごい大変だにゃ。


 おかしいな...君が来る前までは平気だったのに...


 今サラッとあたいのせいにしたな?


 んもぉなぜなんだァー

(彼女の膝に頭を乗せる)


 やめろ重いにゃ。


 いいじゃないか...

 頑張ったんだ撫でてくれ。


 飼い主なのに立場が逆なの

 どうにかしろにゃ。


 いいじゃないか。

 飼い主だって甘えたい時もある!


 飼い主の場合毎日じゃねぇか。


 はぁ...まったく世話がかかるにゃ...

(なんだかんだ撫でてくれる)


 うんうん...この前より上達したね。

 50点まで上がったよ。


 調子に乗るにゃ。


 よし、次は私が撫でるよ。

 ほら来な。


 私は別にいい...


 いいから来な。

 私は君を触りたいんだ。


 どうだい?

 私のテクニックは?


「ゴロゴロゴロ...」

 マイナス100点にゃ。


 ふふ...

 100点だなんて照れるじゃないか...


 私は君を今もこうして撫でられて幸せだよ。


 そうか。よかったにゃ。


 君も私みたいに幸せなら尚のこと

 いいんだけどねぇ。


「ぷにぷに...(ほっぺを触る)」


 ふふ...気持ちいい。


 ・・・・・(彼女の顔を見る)


 よし、撫でるのは終わりだ。


 んにゃ?終わりか?


 うん...終わりだ。

 それとだね...鏡は見ないでくれよ。


 んにゃ?何を言ってる?


 そ、それじゃ私お風呂入ってくるから...

 またね〜


 んにゃ?どゆことだ?


(鏡を見る)


 ・・・

【おい飼い主!!顔全体チョコまみれじゃねぇか!!】


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