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暴れん坊

(彼女を飼い始めた経った頃...)


 いいか?よく聞くんだ。

 私の仕事の邪魔をしては行けないよ?

 それと私のベットで爪とぎをしない。

 そして自分から高いところへ登ったのに

 降りられないと言わない。

 わかったか?


「みゃあ!!」


 うん、いい返事だ。

 それじゃ私はやることがあるから後は

 自由にしておきなさい。


(彼女にそう伝え私は自分の趣味を始める)


「ドカドカドカ!!」


(彼女が全力で走る音が聞こえる。)


「ペリッ...ペリッ...」


(私は本のページをめくる)


(私は本が好きだ。私では無い誰かの物語を文字で見て想像し感じることができる。

 それが例え、この作者が思っていた考えと違っても私は私の世界を基準に本を読む。

 どれほどの時間が流れただろう?ドタドタと駆け回っていた音もいつも間にか消えていた...

 私はより一層、本の中に入り込み未知の世界へ足を踏み入れる。)


「ガシャーン!!」


(前言撤回だ。今私は、私の世界に戻された。)


「ガチャガチャ...ドーーン!!」


 はぁ...


 キィ.....(椅子から立ち上がる)


 さて...どんな説明をすれば

 このような事になった訳を説明できるのだ?


(どこから見つけたのか...ご飯の袋が地面に散乱し、中身が飛び出ている。

 そして食器棚にしまってあったお皿達が床に割れた状態で散乱している。)


 当の本人は一体どこに...?

 おいどこにいる?隠れてないで出てこい。


(私は彼女を呼ぶ)


 ・・・・・


 居ない?どこかに隠れたか...

 それとも...


(今日何度目の前言撤回だろう?

 私は彼女がどこかに隠れてることを期待する。

 さもなければ彼女は...)


【全ても物たちよ元に戻れ!】


(私は魔女だ。大抵の事はこのような魔法でどうにかできる。

 ただ、無理なものも存在する。例えば...「死人を蘇らせる事は出来ない。」

 怪我なら治せるが息絶えた...絶命した者はどうにもならないのだ。

 死者蘇生などこの世の禁忌なのだから。)


「カラン...ガシャン...」


(割れた皿が元に戻り食器棚へ戻ってゆく。)


 どうか頼むぞ...下敷きになどなってるなよ?

 お前のような小さい生き物など

 当たっただけであの世行きだ...


(食器や散乱していたご飯も元の場所へ)


 .....居ない。


(私は安堵した。このような気持ちいつ以来だろう?)


 さて...それじゃあ奴はどこに?


(服が下に引っ張られる)


 ん?なんだ?何が起きて...


「みゃあ!!」


(私は引っ張られた服の方へ視線を向けた。

 すると私の服をよじ登る彼女と目が合う)


 はぁ...生きた心地がしなかったよ...


(私の心情など知るよしもしない彼女は私の肩にまで登り顔を擦り寄せてくる。)


 なんだ?私に甘えて許しを貰おうとしているのか?


 ・・・ダメだな...

(私は肩に乗った彼女を抱き抱えた)


「今回は私の負けだ。」


「キシッ...(ベットに2人して寝転ぶ)」


「スー...スー...」


(彼女は寝息をたて、寝始めた。あんな大事を起こしてすぐだというのに...

 ただ、私はそんな彼女を叱るでも呆れ果てるでもなく...)


「ただそっと...静かに撫でた...」



「んにゃあ...スー...スー...」


(彼女が寝がりを打つ)


「ギシッ...」


 いつか見た光景だ...


(私はそう呟く...あの時とは比べられない程大きくなった彼女。

 いつしか甘えるだけではなく成長して自立していく彼女...

 小さい頃から面倒を見たい子が大人になると感動や過去の思い出が蘇る。

 ただ、それと同時に少しの寂しさが心に残る。)


 もう大きくなったのに寝てる姿はあの時のままだ...

 お前が現れてから私の心の穴は埋まっていったよ...

 だからこれからも私と共に...


(私はそう呟くき彼女の頭を撫でながら同じベットで眠りについた。)





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