06:ヒヨコおばちゃん2
その団地はK県最大級、
1棟から99棟まで連なるマンモス団地と云われている。
シン:「ヒヨコおばちゃん〜、朝ですよ〜」
、、、
シン:「いい天気ですよ〜」
、、、
シン:「遊ぶ約束したじゃん!!」
、、、
ヒヨコ:「うーん、、後、5年〜、、、」
寝過ぎだよ!!
ウウッなかなか起きない、、、。
そうなんだ、おばちゃんはうちに来ると
昼近くまで布団から出ないんだ。
どんなに呼びかけても
長い耳がピクピク動くだけで、、、、
それはそれで面白きんだけど。
ヒヨコ:「フーッ、そろそろ帰るよ、またつぎね。」
昼過ぎに起きたヒヨコおばちゃんとようやく団地裏の芝生でキャッチボールができた。
シン:「今度は早く起きてよ!」
家に戻ってから荷物をまとめ、玄関でお別れだ。
ヒヨコ:「じゃあ、ネネコ、シン坊、また来るよ〜!」
玄関のドアを開けてあっさり帰って行った。
あっ、そうだ。次来るときのお土産リクエストしなきゃ!
シン:「ヒヨコおばちゃん、今度来たときに、、!!?」
すぐにドアを開けたのだけど?
ヒヨコおばちゃんの姿がない?
あれ?玄関の階段を降り、外まで出たけど見あたらない。
シン:「おばちゃん、足速いなぁ〜」
仕方なく家に戻りドアを閉めた。
その時は気づかなかったんだ
隣の部屋105号室のドアが静かに閉まっていくのを、、、。
06[ヒヨコおばちゃん2](おっエルフ姉)
終
次回
07[スベスベ基地](僕たちの隠れ家)
[登場人物]
・シン
11棟106号室
小学2年生
キャッチボールが好き
・シンの母
7姉妹の次女
・ヒヨコおばちゃん
7姉妹の長女
OL
耳が長い