桃の詩
まろみのフォルム
産毛軽やか
皮を剥けば
黄金色の
やや張りのある
果肉が覗く
刃物使って
削ぎ落とし
食べていけば
濃縮の
口で
弾む果肉が
甘く広がる
果汁と共に
匂い立つ香り
熟れた果物
溢れ出た
滴る雫を
指が伝うは
ポタポタ落ちて
汚すだけ
面倒臭い(笑)
ふたつ目そのまま
皮だけ剥いで
齧り付いて
口いっぱいの
瑞々しさに
暫く
夢中で
貪り食って
汚し尽くした
後に残るは
残り香漂う
無数の種
※黄桃
通常出回っている白桃よりやや果肉が硬く味が濃縮している(個人的意見)。缶詰が主流だが、生食用もある。実だけ黄色いのや、皮も実も両方黄色い品種も存在する。
メモ:カラス