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第10話 王都へ行こう

「え!?もう三等英雄になったの!?」

「うん、なんとかって感じだけど」

 今日はハンバーグを頬張りながら話している。昇格試験から一週間は経ったが、ファボイにやられた打撲やら内出血はまだ痛みが残ってる。あの時気にならなかったのは、多分アドレナリンが働いてたのと倒すのに必死になってたからかもしれない。因みにあの日の夜、痛さがぶり返して悶絶してたのは内緒。

「てことは試験受けたんだよね?怪我とかしてない?大丈夫?」

 リタさんは真摯になって俺を心配してくれた。でも一応自分でも頑丈だと自負してる、別に動けないほどじゃ無いし、幸い骨にもヒビは無かった。

「もちろんしてるよ、もう結構経つけどまだ痛む。でも医者には時間がかかるけど完治はするって言われたよ」

「それなら大丈夫かな…」

 やれやれと言う様な顔を見せたが安心してくれた様だった。

「心配してくれてありがとう」

 そう言ってまたハンバーグを頬張る。やっぱり『ピーリー焼肉店』の肉は美味しい。これで来たのは確か三回目だ、飽きさせないように店員が客と話したり、時々パフォーマンスを披露してくれるみたいだ。3日前も来たが、その時リタさんは居なかった。

「ねぇ、ヒカル君も王都に行く?」

 いきなりの質問に俺は目を丸くした。リタさんの方へ向き直って聞き返した。

「王都で何かあるの?」

「あれ、知らないっけ?『勇選会(ゆうせんかい)』の事」

「知らないけど…なにそれ」

「『勇者選抜会合』の事!もう今月末に始まるのに知らないの?」

「うん、知らない」

 言った途端にリタさんの肩が落ちた。ちなみに今月末までは後一週間程だった。リタさんが落ちた肩をひょいと上げて、気合の入った顔を見せると強めの口調で言ってきた。

「英雄職の人はみんな知ってるよ?一応説明すると、20年に一度の会合で英雄同士が競い合い魔王を倒すための勇者パーティを選抜するやつよ」

 強めの口調のせいで半分説教みたいだった。それがさっきの三等になったと言う話と何処で繋がるのだろう。

「参加資格は三等英雄からで、観戦するのも三等英雄から優先権があるし、ヒカル君が早くに上がったのは勇選会に間に合わせるためかと…」

 なるほど、その会合で何をするか知らないけど、取り敢えず野球の試合とかレスリングの観戦みたく、いい席を取れるように俺がここまで来たと思ったわけだ。俺は彼女にこう言ってやった。

「意図してませーん偶然でーす」

 調子を付けず棒で言い、最後の一切れを頬張った。うん美味い。

「…じゃあさ、興味ある?」

 リタさんが気迫を無くしてテーブルに倒れ込んで言った。

「無い」

「早いなーもー…だろうと思ったけどさ」

 食べ終わったので会計を済ませて俺は店を出て行った。振り向くと彼女が少しだけ店から出て来て手を振っていた。俺はそれに小さく手を振り返した。そういえばリタさん、前みたいに英雄に対して冷めた話し方をして無かったな。本当は英雄が嫌いってわけではないのかもしれない。

 いつも通りのペースで歩いていれば40分程度で家に着くようになった。もうこれだけ歩くのにも慣れたし、一番近い道を通っているから結構な時短になってる。

「ただいまー」

 帰るや否や、忙しなく自身の荷物を漁っているオッサンの姿が見えた。その横には鞄、ぶつぶつと物の名前を言っていた。もしかしなくても、どこかに出かける準備をしてる。

「ああ帰ったか」

 少し横を向いた拍子にこちらに気付いて一旦手を止めたと思ったら、なんだかデジャブな事を言った。

「お前も荷物をまとめろ、今日中に出るぞ」

「……は?」

 そして現在転移装置の順番待ち、俺の行ったことのない村だってから『転身』が使えない。オッサンの話によると、俺が帰ってくる十分前くらいに手紙が届いたみたいで、内容はあの『勇選会』についてだった。

『ヴィザー・エルコラド様 今回の勇選会に於いて、貴方と他一名のペアに一等観覧場利用権を与える事となりました。エルコラド様の今後の躍進を兆しての刺激となるでしょう。また、同行する方の更なる成長を願って。会合運営:カイン・エルドリッチ』

 内容はこんな感じだ。いまいち文の意味が分からないのは俺だけか?躍進を兆しての刺激…?なんと無く分かりそうで分からない文脈だ。なんかこじつけっぽく見えて怪しい。でもオッサンは紙質と直筆による文字の特徴で本物だと分かるって言い張ってる。

 俺の持ち物に関しては、とりあえずちょっとのお金とあの宝石を持って来たけど…それ以外にはほとんど持ってくるものが無い。ハンカチ、ティッシュは元より、着替えも無いけどそれは魔法で綺麗に出来るから問題ない。

 行先はマニラウから一番近いテスタと言う村、ここも英雄の拠点としてあるらしい。テスタ村周辺で最強のモンスターと言ってもウィンドドラートくらいしか名前が上がらないから、そこまで発展する事もなく、いつも少し賑わう程度らしい。でも勇選会が近づくと、王都への中継としてマニラウから転移して来る人が急増して大騒ぎになる。俺たちも例外無く人混みに呑まれ続けている。

「ほら、しっかり掴まってろよ!」

「いてっ…いって!……いてぇ!!」

 だから人混みは嫌いなんだ、あらゆる角度から平手や肘が飛んで来てファボイにやられた打撲箇所に当たれば普通に痛い。周りも一人のことは気にせずに大通りになだれ込み、そのまま町の外へ出て行った。

「おい、平気か?」

「……これが平気に見える?」

 雪崩に流されそのまま道を外れて一息ついている。オッサンの声には冷たい目と声を返した。

「まあそうカッカすんなって、前もこんなだったからよ」

 言い方がわざとっぽいしムカつく、ニカニカしながら言うから尚更だ。

「平気だったら行こうか、宿街まではそんなに長くないぞ」

 言ったそばからズカズカ歩いて行ってしまった。

「あ!待てっての!」

 やっぱりこの人なかなかに面倒臭い。せっかちだし色々適当だし、どこか自己中心的…こんな人が英雄上位の人だとはあまり信じたくない。今になって考えてみれば、オッサンがどの位強いのかもあまり知らないままだった

 テスタ村の滞在時間は小一時間もないくらいで出て来てしまったが、オッサン曰くこれでいいらしい、なんでも今日中に『ピモレー宿街』に着きたいらしいから。オッサン自身も王都に行く気は無かったらしいけど、招待され、行くとなったら寄りたい場所があるらしい。そのせいでこんな早くに出たわけだ。

 日が傾き気温も下がって来たところで、やっと目的の街が見えて来た。山の麓に広がるその街からは、白い煙のようなものが多く上がっていた。

「おお、あったあった!後少しだぞ!」

「ああ…早くベッドにダイブしたい…」

 街の地形で距離を歩くのに慣れたが、これは長いなんてもんじゃ無いし、山あり谷ありで足が痛くて痛くてたまらない。オッサンはいつも通りの顔で疲れを感じる素振りも見せない。なんなら今までより歩くのが少し速くなった。

「ちょっと…待てって…」

 俺の声が聞こえているのかいないのか、オッサンはズカズカと先へ行ってしまった。

「…もういいや…飛ぼう」

 あっという間に100メートル以上離されてしまった、しょうがないから『翔』で追いつこう。『翔』は俺にしか効果は乗せられないからまま不便だ。オッサンは歩いてるのに俺は飛ぶって失礼だと思ってたから使いはしなかったけど、もう諦めた。

「ほんっと、少しは人の事考えたらどうだ?」

 オッサンの頭上に着き問いかけた、オッサンは何食わぬ顔で目を合わせて言った。

「おお、飛んだのか。いやぁな、俺の性格だからもう直んねぇな。ずっと言われ続けて来たが、この年になるともう()()()()()()()んだよな」

 こう返されて俺はムッとした。それもそうだ、直していれば今になってとやかく言われることは無いし、今から直そうとしても見た目50前後の男が急に変わるとも思えない。俺は完全に諦めた。

 到着した『ピモレー宿街』は、宿街と言うから大体予想はついていたにしろ平家の宿が多いし、それ以外の商業施設などは最低限しか無い。この宿街を外れれば普通の住宅地が広がるが、ちょっと見ただけのテスタ村と見比べても明らかに店と呼べる物が少ない。宿街は街の中央に広がっているため嫌でも()()()()()を通る他無い。俺が少々引き気味でいると、オッサンは歩みを止めずにとある宿の中に入って行ってしまった。本当に一人歩きが過ぎる。

「すみませーん、空いてますかー」

 オッサンは雑と丁寧の間くらいの言い方で受付の人を呼んだ。客の気配を感じられない宿の奥から、老いた女性の声が聞こえてきた。

「あーこの声って…」

 宿の奥からおばあさんがすり足でゆっくり駆けて来た。その人はオッサンの顔を見るととても嬉しそうな顔をして、嬉々とした口調で話した。

「ああ!やっぱりあんたかい!来るかもと思ってたんだよー!」

 おばあさんはそう言いながら俺たちへ寄って来た。

「またあれがあるから来たんだろ?いんやー息子さんまで連れてきてー」

 俺をオッサンの息子と思っているみたいだ、それをオッサンは早くに否定した。でも口調はまるで自身の母を労わる様な優しさがあった。

「いやいやこいつは息子じゃないぜ、コイツは弟子だ」

「あらそうかい、それにしても変わらないねぇ、眉と目付きとか特に」

 おばあさんはオッサンをまじまじと見つめている。俺はオッサンに聞いた。

「オッサン、20年前もここに?」

「そうだ、他が空いてなかったからここにしたんだが、中々に良くしてもらったんだ」

「会合には大勢来るからね、このボロ屋にはエルコラドちゃんしか来なかったけど」

 なるほど、他にいないから一人に手厚く出来たのか。それにしても、それを笑顔で言ったおばあさんが凄く不思議に思った。それは笑顔で言っていい事なのだろうか。

「ばあちゃん、早速案内してくれ」

「あいよー」

 オッサンの声でおばあさんに連れてこられたのは中々の大部屋だった。木だけで組まれた部屋、掛け軸、低いテーブルと座布団、床は畳。ここの作りはどう見ても旅館のそれだった。

「なぁ…これって?」

「お前は初めて見るよな、これがこの宿の特徴だ」

 俺はまさかこんな所で日本式の建物を見る事になるなんて思いもしなかった。そんな俺をみてかおばあさんが説明をしてくれた。

「『イデの国』の様式です、夫がイデ出身の人でね、この宿も夫が始めたものなんです」

 だから旅館みたい、と言うか旅館そのものなんだな。それと、どうやらこの世界で日本はイデの国って名前らしい…イデ…出でる…日出でる国…そう言う事なのか?

「貴方たち、夕飯はまだなんでしょう?今から作るから待っててね」

 そう言っておばあさんは部屋を後にした。俺たちは互いにテーブルを挟んで座布団に座った。

「なあヒカル、この部屋をどう思う」

「別に、新鮮でいいと思うけど…」

 一応知らない物ではないし、落ち着きもする。でもこの世界にあったと言う違和感と言うか、異質感は未だに拭えていなかった。

「そうか、俺は初めて見たとき結構衝撃を受けたけどな。お前見た事無かったよな?」

「うん、無いよ。でも、ほとんど自然の物で作られてるからなんか気分は良い」

「ああそうか、俺もそう思う」

 一応嘘をついた。何度目かは数えてないけど、オッサンに少しでも悪い思いはさせたく無いから。結局俺は人を一番に気遣ってしまう日本人って事か。浮かない顔の俺にオッサンは言った。

「俺たちはあの国をイデの国って呼んでいるがな、向こうの奴らはそうは言わない。この呼び方をしてるのはこっちだけだ」

 あれだ、日本って名前の国だけどジャパンだったりジパングだったりって事と同じだろう。

「もっと別の名前なんだが俺も覚えてないんだなぁ…あっちの国じゃ字も違うしな」

「そうなんだ、そのイデの国ってどこにあるんだ?」

 俺はそれが本当に自分の知っている日本なのかが気になった。素気なく聞いてみたら、オッサンは口調を変えずに言った。

「この大陸の東端まで行って、そこから海を渡った所にある小さな島国だ」

 ああ、これでほぼ日本というのが確定した。

「この部屋の造をみりゃ分かるが、独特の文化を持つ貴重な国だ。因みに、勇選会にも少しはイデの国の人間が来るぞ?しっかり服装もあっちのもんだし、見るだけでも価値はあるだろうよ」

 オッサン自身もウキウキしながら言っていた。本当はオッサンも勇選会を見たいんじゃないかと思う。

「へぇ…でさ、俺はあっちで見てりゃいいだけかい?」

「ああそうさ、いやぁ強い奴同士の一騎打ちは見てて面白いぜ?歓声が止まないって言やあ早い話だな」

 この世界に娯楽はあるがゲームはおろか機械も無い、全部魔法や人力でなんとかしている。そこらの娯楽ではすぐに飽きてしまうから、この勇選会を楽しんでいるのだろう。でも英雄本人達は真剣にトップを目指しているし、失礼だなとも一瞬思ったが、ボクシングの試合みたいなものと考えたらその気も無くなった。

「お待たせしましたー、ご飯出来ましたよー」

 あれからまだ数十分しか経っていないのにもう夕食が運ばれてきた。

「おお、早いな、もうあの調理法には慣れたのか?」

「そうね、慣れるとかなり時間の短縮ができるから凝った物も提供しやすいね」

 あの調理法と言うのも気になるけど、おばあさんが運んできた料理に驚いた。三段に重ねられた四角い器が一段ずつテーブルに並べられると、とりどり色鮮やかな料理が並んだ。まさかのおせちの登場だった。

「ああ懐かしいね、10分もせずに平らげたのを思い出すなあ」

「あの時は本当に美味しそうに食べてましたね」

 これ本当は正月に食べるものの筈である。今は八月だ、何かの祝い事でなければ食べる道理は無いと思った

「本当はあるお祝い事の時に食べる物だけども、20年ぶりですし張り切って作りましたよ」

 いや、一応祝い事ではあるのか。しかし、見てみればおせちの食材は知っているのとほぼまんまだ。俺も4年ほど見てないし食べてなかったから懐かしく感じてしまう。

「あら、なんだか懐かしそうな顔してるわね」

 思わずハッとした、そんなに顔に出てた気はなかったんだけどね。老人って言うのは()()()()()()が鋭いから分かったのかもしれない。

「そうですか?こんなまだら模様みたいな料理は見たことないですけど」

「あら…そうさかいな。私の夫の様な嘘下手だね、容貌(かお)が固くなってるわよ」

 少し眉間にシワが寄った。このおばあさん、俺の嘘をすぐに見破った。どう返そうが無意味だったようだ。それを見てたオッサンが横から

「おいおい分かんなくて困ってんじゃねえか、イデの言葉使うのはやめてくれよ」

「ウフフ…これは失礼したわね」

 おばあさんは細く笑んだ、オッサンに今の言葉が分からなくて、俺に分かったと言う事は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って事なのか…面倒だし何も言わないでおこう。

「さあ、ちゃっちゃと食っちまうか!」

「ああ」

 そう言って二人とも箸を手に取って手を合わせて、頂きますと言って食べ始めた。

「それじゃあ食べ終わったら呼んでくださいね、湯も貸し切りみたいなものですしご自由に」

 最後におばあさんが声をかけて部屋を出ていった。大浴場は他に客も居ないから貸切みたいなものだと、なんとも贅沢な事だ。

「おうよ!」

 オッサンの返事を聞いて箸はより進んだ。少し時期的な違和感があったがそんなのどうでもよくて、懐かしい味を噛み締めていた。オッサンは5分で食べ終わったが、俺はその時半分も食べ終えていなかった。20分くらいかかって食べ終わるとオッサンはおばあさんを呼びにいき、俺は先に湯に浸かる事にした。

 来た時点で分かっていたけど、この街は温泉宿で栄えているようだ。近くの山も噴火で出来てそうだし、マグマが比較的広く浅い位置にあるんだろう。しかも地下水も豊富だから温泉が良く湧く。質も上々で、温泉によくある効能の中に打身があった。俺の知ってる中にはなぜか骨折にも効くやつがあった、だからって別に驚きもしない。こんな世界だし回復の泉なんてのもありそうだ。とりあえずファボイにやられた箇所はこれで緩和できそうだ。

「どうだヒカル、温泉ってやつは気持ちいいだろ」

 一人ゆったりしている所に、オッサンが堂々と風呂場に入ってきた。

「うん、ただちょっと熱過ぎないか?」

「いいや、熱過ぎるのがいいんじゃないか。お前もそんな熱そうにしてないじゃねぇか」

「すぐに慣れるしね」

 オッサンは温泉に入ると俺の向かいに鎮座した。そして今後の予定を言い聞かせて来た。

「こっから王都までは4日かかる、そんで王都に入っても会場までもままかかる。あまり余裕があるとは言えないが、俺たちの速度じゃ十分だろ」

「会合まで何日だっけ」

「今日入れたら5日だな、毎日どっかに泊まるから王都まで4日強くらいかかるだろう」

「つまりそんな時間は無いと」

「その通り、まあ今日は疲れてんだから早く寝ちまおうぜ」

「だな」

 湯船から出て体を洗う、シャワーが少し捻っただけでとんでもない勢いになったりしたがそれ以外は大丈夫だった。今更だが温泉とか銭湯って先に体を洗うのが常識だったっけな。今更気づいて反省してる最中にオッサンから一言。

「やっぱり毛も生えて無かったか、こんだけ強くてもガキはガキか」

「…うっせぇ」

 寝床も和風だからベッドじゃなくて敷布団だった。二人分を横に並べて灯を消したが、オッサンも俺も不慣れからかよく寝付けなかった。結局いつもより早い時間に寝る事になったけど。

 あと、これは文句だ。寝てる時にオッサンの腕や足が定期的に俺の顔面や半身を襲ってくる。もちろんオッサンは寝てるし、故意にやっているものでは無いが、そのせいでいい眠りにならない。ここで言ったって仕方ないかもしれないがあえて言おう。

「…人の事も考えろ…」

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