夏は水浴びをしよう!
『はあー暑いアル。』
ライは寮のリビングで短パン、タンクトップの姿でうだっていた。
『私の屋敷に比べても暑すぎるわ。クーラーくらい設置してほしいかしらね。』
『ソノエ、思うの。うちの学園、やっぱり予算が削られてるからこんなところからケチられてるんじゃないかって。』
『にしてもだぜ。暑すぎるぜ。汗が止まらんよ。』
汗だくのリュウヤにアスカが擦り寄ってくる。
『僕はどんなリュウヤも受け入れるよ。汗もしたたるいい男だよね、リュウヤ。』
アスカは顔を赤くしている。
『そうか。愛するというのは、汗すら愛するのか。じゃあ俺もアスカの汗を愛せるよう頑張るよ。』
リュウヤの言葉を受けて、アスカはさらに真っ赤になる。
『リュウヤのチャラさが増したわね。天然だからすごいわね。』
キミコは鼻をつまんで鼻血を止めようとしている。
『キミコは相変わらず鼻血が、すごいアルね。』
ライは鼻血を出しているキミコから少し離れた。
『何よ、ライ鼻血くらい仕方ないじゃない。』
キミコは上を向いて鼻血の流出を止めている。
『みんなー!プール行こうよ!プール!』
アカネは元気よく寮に入ってきた。
『夏休みは学校のプール空いてるんだよー!』
『プールか、いいな。』
『学校だからただで入れるアル。』
『リュウヤの肉体が見れる。。』
アスカは顔を赤らめる。
『アスカ、肉体すら愛してくれるのか、、
俺も肉体を愛せるように頑張るよ!』
いちいちチャラいな、とアカネは思った。
『じゃあ、皆様行きますわよ!』
一同はおー!と声を合わせてプールに向かった。