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お見舞いだよ!

アカネとアスカはリュウヤの入院している

病院に来た。


『面会の方ですか?お名前を記入してください。』

アカネとアスカは名前を書いた。


『アカネ様はお通りください。アスカ様は申し訳ありませんが、謝絶するよう申し伝えられています。』

『え、、、?』

2人は驚いた。

『やっぱり会いたくないよね、、アカネさん、リュウヤさんの様子見、よろしくお願いします。』


『うん、任せて!』


アカネは1人でリュウヤの部屋へ向かった。


♦︎

リュウヤがいる部屋は、病院のかなり奥にあった。自由に出入りができない、いわゆる閉鎖病棟だ。

『そんなに思いのかしら、、、。』

アカネは不安になる。


受付に入る。

『アカネ様ですね。1番奥のお部屋にリュウヤさんはいらっしゃいます。』


妙に静かな病棟である。


恐る恐る歩を進める。


リュウヤの病室の前に来た。


『リュウヤ、元気かしら?』

透明な小窓からリュウヤの顔が見える。


『う、、アカネ、、か。』


リュウヤは引き笑いをしながら、アカネの方を見る。ベッドから立ち上がり、小窓の前の椅子に座る。

『はあ、、、。元気ではないよ。自分のやったことだから、、まあ仕方ないけど。ああなるとダメなんだ。見境がなくなる。』

『そうなんだ。仕方ないのかもしれないんだろうけど、、辛いよね。』

『ああ、辛いよ。でもいい機会かもしれない。僕はこれからセラピーを受けるんだ。入院はたぶん1か月くらいで済むけど、、、。自分のトラウマと向かいあうセラピーさ。そうだ、アカネ、セラピーに同席してくれないか。知り合いの同席もいいらしいんだ。』


『私がセラピーに、、、?』

『アカネなら、安心して自分をさらけ出せる気がしてさ。お願いできるかな??』


『わかったわ。』

アカネは真っ直ぐリュウヤを見て返事をした。


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