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烏の中心窩

作者: シン

どうもカラスです。


最近はゴミ捨て場から飯を探すのも一苦労。


コンクリートジャンネルとは言いますが、どうも私達には生き辛い世の中です。


そうそう、生き辛い世の中といえば。


白いカラスと言うモノをご存じだろうか。


いやいや映画の話ではない。


それに現実にいるカラスの話でもない。


ただの表現上での話だ。


誰かがカラスは白いと言ったら白になるらしい。


なんと馬鹿ばかしい話であろうか。


カラスは黒に決まっているではないか。


試しに街をうろついてカラスを探して写真でも撮ってこようか?


その写真を突きつけて、黒じゃないか!、とでも発言して見せようか。


などと君は思うだろうか?


私はそうは思わない。


だが白だとも思わない。


もちろん一般的にカラスは黒であり、それを白というのは間違っているであろう。


ただ想像力を働かせてみよう。


その人から見たら、黒は白に見えるのかも知れない。


誰かに脅されて白と言わざるを得ないのかもしれない。


はたまた、本当に白だと思っているのかもしれない。


どれが正解など分からない、というよりは、どれが正解でも構わない。


問題なのは白だと受け取った私や君が想像力を働かせずに黒だと決めたり白だと決めたりすることだ。


もちろん想像力を働かせた先で決めつけるのも良くない。


多数の道先を考えるだけでよいのだ。


一つのモノだけを見るのではなくて、二つの、多数のモノを、道先を見る力がこの生き辛い世の中では必要だ。


誰でもできそうで、誰でもできないことなのだ。


さて、君には私が何色に見えるだろうか。

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