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罪過の魔術師  作者: 汐崎 昂稀
第一章 記憶の狭間
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第一話 兄妹の戯れ

序章 夢現と今回の話は一応繋がってます

「ああ、何か変な夢を見たような気がするなぁ」

夢の中で誰かとなにか話をしたような気がするんだよなぁー。

まぁ、思い出せないしいっか!

たぶんそんなに大事なことじゃないし。

それに時間的にそろそろ……


「シリウスにぃー、おーきーてー朝だよー、ご飯だよー」


毎回毎回思うけどこの子は、毎朝元気だなぁー。


「ちょっ!起きてるって、だから抱きつかなくていいでしょ!?ご飯なんでしょ?早く行かなきゃラルゴさんとエイラさんそれにクロウも待たせてるんだろ?ほら、いくよ?ノエル」

「うん!でもまだ、クロウのバカあにぃが起きてないからお父さんとお母さんが待ってるくらいかなぁ?でも、シリウスにぃが朝起きないのが悪いんだよ?」


うっ、この義妹()に言われると反論できないなぁ

まぁ毎回起こしに来てもらってるし文句なんてないんだけどただ……


「ノエルさぁ、毎朝起こしに来てくれるのは有難いし嬉しいんだけどさ、毎回抱きつくのはなんでなの?」


これは前から思ってたちょっとしたから疑問なんだよな。だって毎朝抱きついてくるだから疑問に思わない方がおかしいよなぁ。


「そんなの決まってるじゃん!私がシリウスにぃの事が好きだからに決まってんじゃん!愛してると言っていいんだよ!」


と、頬を少し赤らめながら堂々と言い放ったノエル。


「はいはい、あなたの熱意は分かりましたよ

っと。それにしても、いい加減その呼び名辞めようよ。まぁ、家の中ならいいんだけど外だと僕は、シリウスじゃなくて柊カイだろ?」


そう、僕はこの家ロイド家の中では一応シリウスという名前で引き取られているとは言っても、それは家の中だけで外では僕は柊カイの名前で過ごしている。

でも僕は、どっちの名前も気に入ってるからいいんだけど。


「むぅー、私にとってはシリウスにぃはシリウスにぃだもん!外では仕方ないからカイにぃってよんであげるね?それでも、間違ってシリウスにぃって呼んじゃうかもしれないけど怒んないでね?」


そう言いながらノエルは上目遣いでカイを見ている。

はぁ、まったくこういう時は血が繋がった兄妹の方が良かったって思うよ。じゃなきゃ、こんな事されてもドキッとしないんだろうなぁー。

動揺がバレる前に話でもそらすか。


「そういえば、ノエル髪切ったのか?」

「うん!えへへ、シリウスにぃなら気づいてくれるとおもってたの!クロウのバカあにぃは全然気づかなかったんだよ!有り得ないでしょ?そういう所で鈍感だから彼女出来ないんだよ!絶対そうだよ!」


今の言葉は僕の方にも飛んできたなぁ。それに割とマジでクロウが可哀想になってくる位ひどい言われようだな。


「あのぅ、ノエルさん?僕も彼女がいないから今の言葉は結構心に刺さったんだけど。」

「シリウスにぃはいいの!……そっかー彼女いないんだぁ、よかった。」


最後の方は声が小さくなってよく聞こえなかったけど、たぶんこれは聞いてもはぐらされて終わるっぽいな。なら、別の話題でも降るか?イヤでもそろそろリビングに着くしなぁ。


「ほら、シリウスにぃリビング着いたよ?まったくこれからは自分で起きて……こなくていいよ?私が毎朝起こしに行ってあげるからね!」


乾いた笑いしか出てこないなこれは。でも、そんなに悪いもんでもかもな。毎朝美少女が起こしに来てくれるってのは。他の男子が聞いたら僕は殴られたりするのかな?あぁ、それじゃあ今とあんまり変わんないか。朝から嫌なこと考えちゃったな。


「?どうしたのシリウスにぃ?顔変だよ?」


おっと、少し顔に出てたみたいだな。


「何でもないよ。ノエル、さぁリビングに行こうか。ラルゴさんとエイラさんが待ってる」


ノエルの頭の撫でながらそんなことを言いながら僕とノエルはリビングの扉を開けた。

主人公はシリウス(柊カイ)ですのでお間違えなく。ノエルは癒しキャラ兼1章のヒロイン?です


ごめんなさい。当分こんな感じの日常?パートが続きます。

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