結成!!part1
ダンジョンでドラゴンに会って危険なところをティアに救ってもらった後、ダンジョンを出て三人で俺とアリスの家に来た。
三人で丸いテーブルを囲って話し合いを始めた。俺が司会役となって話をすることになった。
「これから話し合いを始める! メンバーが三人以上になったからギルドに義理家族の結成の申請をする」
義理家族とは、メンバーが三人以上のパーティが結成することの出来るものだ。ファーミスを結成したらいろいろな事ができるようになる。
「ミカでいいんじゃないかな・・・? 私からしたらすごい信頼してるし・・・」
「あたしもミカに賛成! だってファーミスの長って面倒臭いところとかあるじゃない? だからあたしは絶対にやらなーい」
「んじゃー、俺が長ってことで。次にファーミスの名前はどうする? 」
「ドラゴンズってのはどう?」
「ティア・・・。お前はネーミングセンスなさすぎだな」
ティアが褒められたみたいに笑ってるから俺とアリスは呆れて言葉も出なかった。
「ファルスって言う名前はどう? 特に意味は無いけど・・・」
「なんかかっこよくていいな! それにするか」
「あたしもいいと思う! なんか、ズバーンって感じでかっこいいから」
「ズバーンってなんだよ、ズバーンって」
「ミカ? ファーミスを結成したら拠点を作ってもいいんだよね?」
「そうだが・・・。俺の財布は今、空だぞ」
「あたしも空だよ」
「私は金貨が3枚しかない・・・」
「拠点作るのには金貨が少なくても100枚は必要だな・・・」
「稼いでいくしかないみたいね」
「あたしいい考え思いついたよ! ギルドでクエスト発注しちゃって、ちゃちゃっと報酬金額貰って貯めればいいんじゃないかな?」
「でも、そんな高い報酬のクエストはクエスト内容もなかなかすごいだろ・・・」
「それは無理なんじゃないかな? ティアの考えはいいと思うけど・・・」
「まあ、見るだけ見てみるか」
クエストとは、モンスターを倒す依頼だったり、鉱石を採掘してくる依頼だったりする。金貨が100枚一気に集まるクエストはドラゴンを倒すぐらい難しいクエストだ。今の俺達には無理だろう。
「じゃあ、今から俺はギルドに行ってファーミスの結成の依頼とクエストを探してみるからな」
「気をつけてね?」
アリスが心配そうな顔で見てくるから俺は「大丈夫」と言った。そうしたら、心配が少し薄くなったようだ。
「いってらっしゃーい」
ティアは元気に俺のことを送ってくれた。
家を出てから歩いて10分ぐらいのところにギルドがある。ファーミスのことを考えながら歩いていたらすぐにギルドの扉の前まで来た。
ギルドは四階建てでとても大きい。一階には受付場があり、二階には薬草売り場。三階には防具と武器売り場。四階にはギルドの長がいる。
俺は一番端っこの受付場所に行き、受付嬢の顔を見た。受付嬢は頭に猫耳があり、たれ目でオレンジ色の髪の色だった。
「今日はなんのご用でございますかにゃ?」
彼女の独特の喋り方は獣人族の猫型の喋り方だ。受付嬢は全員獣人族の猫型みたいだ。
「えーと・・・。今日はファーミスの結成の依頼とクエストの発注をしに来ました」
「では、結成するファーミスの名前をお願いしてもいいですにゃ?」
「ファルスです」
「ファルスですにゃ? いい名前にゃ! では次にクエストの発注にゃ。報酬金額がどのくらいのクエストを発注するにゃ?」
彼女が話す度に彼女の頭にある耳がぴょこぴょこ動く。疑問形のときは耳がキューってなっている。
「報酬金額は金貨100枚ぐらい欲しいですかね。そんなクエスト無いですよね・・・」
「にゃーっと、ありますにゃん! 一階層にいるガーゴイルを生け捕りにしてここに持ってくるクエストにゃ! うけるにゃ? ちなみに報酬金額は金貨が100枚ぴったりにゃ!」
「受けます! そんな簡単な内容で金貨が100枚なんて最高じゃないですか!」
ガーゴイルを生け捕りにするくらい簡単だろうと思いながらクエストを発注した。ガーゴイルは魔力を使って攻撃してきて普通は強いが、アリスがガーゴイルの魔力に対抗する魔法を持っているから簡単に倒せるのだ。
「発注したにゃん! がんばって生け捕りにしてきたらここに来てにゃ? がんばるのにゃん」
受付嬢に見送られながらギルドを出た。
家の前に着いた瞬間に扉からティアとアリスが飛び出てきた。
「クエストあった?」
「あたしたちの希望通りのクエストあった?」
アリスとティアがワクワクした顔で見てくるから少し溜めてからクエストの内容を言った。
「簡単な内容だから明日にはもう行こう?」
「その前にあたしは防具を揃えたいかなー」
「おっし! それじゃあ、今から防具と武器を購入しに行くために出掛けるか?」
「私はいいよ? 買うものはないけど」
「あたしはお金が無いけど行く! アリス、お金貸してくれない?」
「・・・。金貨5枚くらいなら今度返してくれるならいいよ」
「ティア・・・。お前金ないのか・・・」
「仕方ないでしょ! ミカとアリスを救う時に来てた服は防火用の服で高いんだから!」
「あっ・・・。そんな高いのか・・・。なんかごめんな」
防具と武器を買いに行く用意を各自したら自分の家から徒歩2分ぐらいのところにある武具屋の前に来て入った。
武具屋の中は防具が中央らへんのとこに沢山あった。武器は壁にかけてある。まず三人で武器のところを見に行った。
中途半端なところで終わりになってしまいましたが次の話は盛り沢山なのでよろしくお願いします。




