魔剣買います
早くも新しいヒロインが!
目が覚めると、セレアを抱き枕にして寝ていた。
セレアの抱き心地は最高だ肌はスベスベしていて抱き締めると柔らかくも張りのある感触が胸にあたる。
しばらくその感触を楽しんでいると
「んっおはようございますハヤト様」
「おはよう。ゴメンね優しく出来なくて」
「気にしないで下さい。最初は痛かったですが後からは気持ちよかったですから」
セレアは昨晩のことを思い出したのか頬を染めながら言った。
「それじゃご飯食べに行こうか」
「はい」
僕たちはベッドからでて着替え始めたセレアが着替えるのを見て我慢出来なくなりキスしてしまったのはしかたない。食堂に行くと女将さんがいて
「昨晩はお楽しみでしたね」
何て言ってきた。セレアは恥ずかしさの余り僕に抱きつき顔を隠していた。逆にこっちが恥ずかしくなってきた。男性客の視線が痛い。
「ほら早く食べよ?」
僕は抱きついたままのセレアと席についた相変わらず美味しい。
これからどうするかを聞くと
「ハヤト様のことを教えて下さい」
と割りと真剣な感じに言われたセレアなら話しても大丈夫だと思い話すことにした
「それじゃ部屋に戻ろうか」
朝食を食べ終えた僕たちは部屋に向かった。僕はベッドに座りセレアは椅子に座らせた。
「唐突に言わせて貰うと、僕はこの世界の人じゃない違う世界から来た」
「だから知らないことが多かったのですね
「そういうこと。僕の世界には魔法がないんだ」
「魔法がないなんて..どうやって暮らしてたんですか?」
「僕の世界には科学というのがあってそれで明かりを作ったり火をおこしてたんだ」
「じゃあ何でこっちの世界にきてしまったんですか?」
「神様に連れてこられた」
「神様ですか!?」
「うん。まぁ詳しい事情は置いといて僕も魔法のこと教えて貰ってもいいかな?」
「はいいいですよ」
セレアいわく魔法には主に火、水、風、土、雷、闇、光の7種類あってサーチなどの無属性魔法がある。そのほかに固有魔法や氷や草などの魔法と魔法を組み合わせてできる合成魔法があるらしい。詠唱破棄や並列発動などの高等技術もありなぜ僕があっさり出来るかは謎らしい。
「合成魔法か...やってみたいな。セレア土魔法を持っている魔物ってどこにいる?」
「土魔法ですか?それならここから北に一時間をほど行ったところにある洞窟にワームと呼ばれる魔物がいます」
「そっかありがとう」
耳を撫でてあげると嬉しそうに目を細め尻尾を千切れそうなくらいブンブン振っていた
「午前のうちは必要なものを買いにいこう、午後はその洞窟にいってワームを倒しにいく」
「はい分かりました。..あのハヤト様、ハヤト様は帰る方法が見つかったら戻られるつもりですか?」
セレアは不安そうな顔で聞いてきた
「いや、帰らないよ。別に未練ないしセレアがいるからね。これからも付いてきてくれる?」
「はい!何処までも付いていきます!」
セレアは満面の笑みでいった。やっぱり笑ってる方がかわいい。
「それじゃ買い物行こうか」
そうしてセレアと腕を組ながら買い物に出掛けた。
しばらく買い物をしたあと昼食を食べ武器と防具を買いにいった
「へ~いろんなのが売ってるんだ」
「ハヤト様はなにを使いますか?」
「片手剣を使うつもり」
「片手剣ですね。こちらにあります」
セレアに腕を引っ張られ連れていかれたほうを見ると6種類ほどあった
鑑定してみると
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銅の剣
<スキル>
なし
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鋼鉄の剣
<スキル>
魔力伝達力UP 小
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ミスリルの剣
<スキル>
魔力伝達力UP 大
ーーーーーーーーーーーーー
オリハルコンの剣
<スキル>
魔力伝達力UP 中
不破壊
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木刀
<スキル>
なし
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魔剣イシュラ(睡眠状態)
<スキル>
魔力伝達力UP 大
不破壊
変身
魔法吸収
魔力吸収
闇魔法 LV4
剣術 LV3
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な、なんだこの剣。魔剣?なんでこんなものが!?
「なんでしょうこのボロい剣、冷やかしですかね?」
セレアは気づいてないようだ。まあ見た目はボロボロなので当然だが
「いや、これにする」
「え!こんなの買っても意味ないですよ他のにしましょう」
「これにするもう決めた。すいませんこれください」
「ハヤト様!」
「...坊主その剣がなにかわかんのか?」
店主の人が僕を計るような目で見てきた
「魔剣ですよね...いくらですか?」
「いい目をしてんな。金はいらねぇ持ってけ」
「え!流石にそれは...」
「いんだよ。どうせそいつを見極める奴なんていねぇから。その代わりに防具とかは今後ここで買ってけ」
「分かりました。ありがとうございます」
「そいつに魔力を思いっきり流せ。そうしたら目覚めるただし並みの奴じゃ魔力が足りなくて復活しない」
「分かりました」
僕は魔力を込めるとそれに反応し勝手に吸いとられていった
(これは!ヤバい凄い勢いだ足りるか?)
一分ほど吸いとられ続けるとようやく収まった僕の魔力は底をつきかけており立っていられなくなり思わず膝を着いた
「ハヤト様!だいじょうぶですか!」
「うん。なんとか。それより目覚めるよ魔剣が」
魔剣は宙を漂い頭上へと上がると光を発した余りの眩しさに目を開けてられなかった。光が収まり目をあけると紅髪をした紅眼の女性が立っていた。
「あなたが妾を目覚めさせたのですね?」
「もしかしてイシュラ?」
「はい。妾はあなた様にお仕えすることになった魔剣イシュラです。いまは変身魔法を使い人間の姿になっています」
「まさか本当に目覚めさせるとは....」
イシュラは紅い髪を腰までおろしていた。背は僕と同じくらいで胸がセレアより大きい。
「僕なんかでいいの」
「はい。あなたは偉大な英雄になれる御方ですその力の片鱗をもっています」
イシュラを目覚めさせるにはAランク相当の魔術師100人は必要だそうだ。それを一人でやった僕って...まぁだから英雄の力の片鱗と言ったのだろう。
「妾はそんなあなたに使われたいのです」
「もちろん、夜の枷でも」
と耳元で囁いてきた
ここまで言われたからには引き下がれる訳もなく
「じゃあ付いてきてくれる?」
「はいマスター。輪廻のはてまでお供させていただきます」
こうして新しい仲間、魔剣イシュラができた。
夜が楽しみだ
疲れた