番外編セレア
番外編セレア視点やってみました
評価してくれてありがとうございます。
お気に入りに入れてくれている人たちのためにもはんばりたいです
私の名前はセレアですつい最近奴隷になりました。
今は馬車に乗ってコレトの街に向かっています。あそこは大きな街なので高く買い取ってくれる人がいることが多いそうです。
何もすることがないので外をぼーと見ていると大勢の人がこちらに向かってきたのが見えました。商人さんと護衛の人たちも気づいたようで。馬車を止めて迎え撃とうとしていました。
でも盗賊と思われる人たちは20人ほどいてこっちは僅か5人です。戦っているうちに徐々に押されていき護衛の一人が殺られそうになったときです。
どこからともなく一人の少年が尋常じゃない速さで走ってきてそのまま盗賊の側頭部に飛び膝蹴りを食らわせていました。そしてみんなが唖然として動きを止めているなか少年は無詠唱で二つの火魔法を発動させていました。並列発動です。どちらも難しいはずなのに軽々とやっていたので驚かされました。
一つは矢の形をした火が無数に出てきて一斉に盗賊たちの元へ飛んでいきました。それに何とか反応した盗賊たちは回避をしました。
かわされた!っと思いきや矢が方向転換して全部の矢が一発も外れることなく当たったのです。二つ目の魔法は親指と人差し指だけを真っ直ぐにして盗賊に突きつけるようにしてました。何をするのかと思っていたら、人差し指から凄い勢いで何度も火の玉を出していました。
あまりの速さに回避すらできず穴だらけにされた人や手や脚などに1、2箇所穴が空いている人もいます。それだけではなく貫いた場所から炎が発生し助かっていた人たちもみんな焼かれてしまいました。
こんな魔法は見たことも聞いたことも有りません。なんて凄い子なんだろうと思っているとその少年がこちら、というより馬車のほうをみてきました。
ですがここで予想外のことが起きてしまいました。
大変です私.....一目惚れしちゃいました。
整ったカッコいいというよりかわいい顔立ち、そして何よりも目がきれいでした。澄んで綺麗な黒目の優しい眼差しでもそのなかにある寂しさ、孤独感それをどうにかしてあげたくてずっとそばに寄り添っていてあげたいです。それにあの強さまだ十代後半とは思えないほどでした。体術のキレといい魔法の完成度といいなにを取っても完璧な人だと思いました。
そんなことを考えていると商人さんが近づいていき頭を下げてました。すると少年は困ったように笑っていました。そんな顔も可愛いです。商人さんがなにか渡すと少年は慌ててかえそうとしていました。良心もあるようでますます気になっていきます。
すると商人さんが戻ってきて少年も着いてきています。これはもしやと思い期待していると。やはり奴隷を一人譲るという話になったそうです。
少年は手前から順番に見ていっていました。遂に私の番だと思い緊張していると少年が目を見開いてこっちを見ています。見た目は合格出来たかな?と思っていると商人さんが挨拶しなさいといってきました。これはチャンスだと思い
「初めましてセレアと申します。見て分かると思いますが犬の獣人です。先ほどの戦いを見ていましたが体術だけではなく魔法も強いのですね」
と出来る限り微笑んでみました。すると少年はぼーっとこちを見続けていたので成功したと思いついつい尻尾を振ってしまいました。
「彼女は見た目だけではなくLVも15なのでそこそこ戦えるはずです」
と商人さんがいっていました。すると少年は真剣な眼差しでこちらを見てきました。恥ずかしいですがどこか心地よい視線です。少しすると少年は元気な声で貰います!といってきました。そのときは嬉し過ぎて抱きつくところでした。なんとか衝動を抑えて
「これからよろしくお願いしますえ~と」
「ああごめんね名乗るの忘れてた。僕の名前はハヤト ヤサカよろしくね?」
奴隷の私に謝ってくれました。やはり優しい人です。
契約もなんなく進み無事ハヤト様のものになれました。
幸せです。
コレトの街までは馬車に乗っていくことになったのでハヤト様がこの世界について教えて欲しいといってきました。。魔法のことといい変わった人です。宿に着いたら色々聞いてみましょう。
とりあえずあらかたのことを説明するとハヤト様が、ありがとうと言って耳を撫でてくれました。私は耳を撫でて貰うのが大好きです。しかもハヤト様は凄くうまいです。気持ちよすぎて尻尾が止まらないです。
しばらくすると商人さんと別れて冒険者ギルドに行くことになりました。
ハヤト様はキョロキョロと周りを見回していて目が輝いていました。そんなところにまた可愛いと思ってしまう私も重症です。
このあとどうするか聞いてみると宿をとったあと服を買いにいって寝ると言ってました。そんなことを話しているとギルドに着いてしまいました。なかにはクエストを見ている方とお昼からお酒を飲んでいる方がいました。だらしない、ハヤト様を見習って欲しいくらいです。
ハヤト様がギルドの説明を聞いている間その凛々しくも可愛い顔を見ていました。いつまでも見続けてられます。
そうこうしているうちに説明が終わりデートの続きを楽しめると思っていたらお酒を飲んでいた方々がこちらにきて下品なことをほざきながらゲスな笑いをし肩に手を回そうとしてきました。私は思わず
「私が相手するのはハヤト様だけです。あなた方のようなゲスに用は有りません」
と言って手を叩き落としてしまいました。
でも仕方ないです楽しみを邪魔されたのですから。すると酔っぱらいは私を殴ろうと拳を振り上げました。するとハヤト様が相手のお腹にパンチを決め込んで扉を巻き込みながら吹っ飛ばしていました。もう一方のやつはハヤト様と吹っ飛ばされたやつを交互に見て何が起きたか分からないという顔をしてました。するとかハヤト様はそいつの胸ぐらをつかんで
「次、僕の女に手を出したら殺すぞ」
と言ってました。カッコいいです。しびれます。それに僕の女って凄いことを言ってくれました。物凄く嬉しいです。幸せです。そんなことを考えているとハヤト様が凄く心配してくれました。
「はい。ハヤト様が守って下さいましたから。むしろ気分がいいくらいです♪」
何で良いのかと聞かれました。そんなの決まってるじゃないですか
「僕の女って言ってくれたのが嬉しくて♪」
ハヤト様の顔が真っ赤です。凄く可愛いです。そして
「いや、あれは・・・」
と言ってきたので
わざと泣きそうな声で
「違うんですか?」
と聞くと一瞬で違くない!っと返ってきました。
それがまた嬉しくて思わず抱きついてしまいました。
ここが勝負どきだと思い胸を押し付けて
「夜楽しみにしています」
と言ってみました。拒絶されずそのまま受け止めて貰えたので夜が楽しみで仕方ありません。しばらくそうしていると時間もおしてきたので渋々離れてなるべく胸があたるよう腕を組んで歩きました。
ですが宿はギルドから10件ほどしか離れてないのですぐに腕を解くはめになりました。私がなかなか腕をはなさないでいると、服を買いにいくときも組んであげると言われたので渋々はなれました。宿をとり終わるとさっそく腕を組んで10分程歩きました。するとハヤト様が
「好きな服を四、五枚選んできて」
と言われたのでどんなのがいいか聞いてみると私が着る服を選んでこいと言われました。奴隷は中古だというとキレイな服を着ているセレアが見たいといわれ
「ありがとうございます。ハヤト様」
と笑って言うとハヤト様がクラッとしてました。どうかしたのでしょうか?
自分の服とハヤト様の服を選んできていいと言われたので思わず走って行きました。
一時間半ほど服を選んでましたお陰でいい服がかえました。お釣があまったのでかえそうとするとあげるっと言われました。さすがにそれはと思い返そうとすると
「じゃあもう腕組まない」
と言われて言い返せなくなりました。ハヤト様と腕を組んでいると心が暖かくなります。それじゃ帰るかと言われました。ですが若干拗ねていると耳を撫でてくれました。これで機嫌が直るのだから我ながら単純です。
宿に戻ると夕食の用意がされていました。食べる前に服を置きそれから食堂にいきました。終始食べさせ合いをしていたため恥ずかしながらも幸せな食事でした。
ご飯を食べ終わったあとにハヤト様がすぐお風呂に入りました。
私もタイミングを見計らい突入し一緒に入ることに成功しました。ハヤト様はこっちを見ないように目を瞑ってお湯に浸かっています。今がチャンスだと思い。ハヤト様の脚の上に座りました。するとハヤト様がヤバいといいはじめ避けてくれと言っていました。私は断るとハヤト様の手をとり私の胸に押し付けました。
「ちょ!」
ハヤト様の硬いのがお尻に当たっています。興奮してきた私は
「ん!」
と声を漏らしてしまいました。
それで火がついたハヤト様は私をお姫様抱っこし体を拭かれベッドに押し倒されました。それからはバードキスを何回も繰り返しいつの間にかディープキスに変わっていました。私がキスをしながら胸やしたの方を弄られて声を出しているとハヤト様が
「セレア.....いい?」
と聞かれたので思わず
「はい....きてください.....ハヤト様」
といってしまった。夜はまだまだ続く
アイムスリーピー