プロローグ
あけましておめでとうございます!
一応、恋愛にジャンルを置きます。
主に人外と三角関係になるかと思います。
月に数話更新、頑張りたいです!
暇潰し程度に読んでいただけたら、幸いです。
今年もよろしくお願いいたします。
20140101
赤い輝きが迫りくる。
まるでラズベリーだと思った瞳だったが、それが遠い昔に思う。
血を求めるあまり深紅の血で色付いた瞳がわたしに迫る。
深い笑みが浮かぶ口元から、楽しくて楽しくて仕方がないのは伝わるが、わたしはただただ戦慄して身体を震わせた。
「いっ、いい加減にしてっ!! わたしを追うな!!」
「いやぁーだねっ!」
精一杯叫んだが、この返しはお決まりになってしまった。
彼はわたしを追うことが楽しくて楽しくて仕方がないのだ。
やめられない楽しい遊び。
ドアを開けて次の車両に移る。気休めだけどドアを閉めた。
彼は左右の座席をピョンピョン跳ねながらわたしを追う。
誰もいない車両のど真ん中を走り、次の車両に逃げようとした。
ドカンと爆音みたいな騒音がする。
振り返らずとも彼がドアをぶち破った音だと理解済み。
次の車両に移る。
どんなに走っても、誰もいない車両が続く。
わたしと彼しかいない異空間だ。
必ず逃げ切れない悪夢みたいに、鬼ごっこは続く。
「楽しいねー、ほんと君といると退屈しないよぉ。夕暮」
「わたしは楽しくなぁいっ!!!」
ニタニタ、笑みを更に深めた彼に叫んでドアを閉じた。
「助けてよ白夜!!」
名付けてやった名前を呼ぶも返事はない。ずっとそばにいたくせに、今はいなかった。
またもや、ドアが破壊される音が響く。
今背後にいるのは白夜じゃない。




