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◎人物紹介と設定 ~その④~

 ◎人物紹介


 〇ニャオト


 本名は霧島(きりしま)直人(なおと)。生まれは日本で年齢は三十四歳の独身男性。

 天気の悪い夜、仕事を終えた帰り道に寄ったスーパーで半額の寿司を手に入れ上機嫌で帰っていたところビニール袋の持ち手が切れ、地面に散らばった寿司を見て絶望した。そのとき突然吹き荒れた突風に目をつぶり、開けたときにはセシリアたちのいる世界にいた。

 異世界転移、そんな言葉は小説やアニメで沢山聞いてきた直人は、自分がその状況にいるのではないかと知り初めこそテンション高く人々に話し掛けるが不審者扱いを受け命の危機に晒され逃げまとう。

 水と食があわずにこの世界に来た時は八十五キロあった体重も六十二キロまで落ちてしまった。

 セシリアと初めて出会ったときは、中が空洞な草を使い作ったシュノーケルを装備し魚を取っていた。


 日本語の発音が聞き取りづらく聞き間違えたセシリアのせいでニャオトとなった彼だが、新たな自分として天使がつけてくれた名前を気に入っている。そんな彼が牢から出された後この世界に何をもたらすのかは分からない……。


 〇ゲンナディー・リヴィングストン


 セラフィア教の教祖で六十二歳の男。年を重ねるごとに野望は大きくなりセラフィア教会を拡大していく。セラフィア教の教祖は前任からの指名となりゲンナディーが教祖になったのは十三年ほど前。前任のセラフィア教拡大路線を引き継ぎかなり強引な手法を用いて大きくした。

 年はとっても三大欲求に忠実な男だったが、セラフィア様ことセシリアの平手打ちにより目覚めた後は精力的にセラフィア教というよりセラフィア様、つまりはセシリアの魅力を伝えるために活動を始めた。




 ◎設定


 〇セラフィア教


 もともとは遊戯人の一人、(はやし)(さとる)が説いた理想を元に出来た教えである。悟の教えは彼が大好きだったカードゲームが元になっており、五人の女神の力をあわせたときに召喚できる慈愛の女神セラフィアを召喚するストーリー(二次創作)によるもの。


 娘たちの名はケリド・ラウニ・ネヴァン・メイデン・バステの五人。彼女たちの名は各地の教会の名前となっており、アメリーが所属するのは四女メイデンの名前が付いた教会である。

 五人の娘たちをまとめる母的存在がセラフィアであり、全ての生きとし生けるものに愛と平和をもたらす女神。愛で優しく包むが厳しい一面ももっており道を外れた者を正すため平手打ちをし合いの鞭を与えることもある……という設定。

 都合の悪い文面は教会の歴代教祖が隠していったことで違う伝わり方をしているが、この度セシリアの功績によって正しいセラフィア様と娘たち、そして他正しい教えが広まりつつある。


 ちなみに各教会と本部にある像は、悟と同じく日本から異世界渡(いせかいわた)りで連れてこられ親友となった坂口(さかぐち)陸翔(りくと)が作ったものである。フィギアが無ければ作ればいいと、彼が木や石を掘って作った作品は各大陸に散らばっていたりする。


 サトゥルノ大陸における宗教団体としては一番大きく各国への影響力もあるが、全ての人が信仰しているわけではない。

 首都や王都から離れた場所に散らばる村などは独自の神の信仰がされており、これを統一せず各場所で敬われる神を大事にするという方針を取った前々アイガイオン王の方針により多宗教的文化を築いた珍しい場所である。


 セシリアは港村出身であり、水の神であるオケノエの信仰しているが本人は特に熱心な信者ではないので、漁に行く家族のために祈ったりする程度である。

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