表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/283

◎人物紹介と設定 ~その➂~

 ◎人物紹介


 ○グランツ


 今はアヒルに似た鳥グワッチの姿だが、元の姿はヴァンパイアであるヘルベルト・アイゼンベルク。七百年近く生きるヴァンパイアは夜な夜な女性の血を好んで吸い人々から恐れられていた。その様子が童話になるほどの伝説となっていた。

 三百年ほど前に起きた魔族と人の争いの際に敗れ眠りにつく。今回誰かに眠りから起こされセシリアの前に現れたがあえなく討伐されグワッチと融合を果たす。

 セシリアとの戦いで大きく力を失い、現在の戦闘力はほぼないが契約により翼となれる。

 実はグワッチと融合した際、ちょっぴり知能が落ちていて魔力以外色々失ってたりする。グワッチの頭は小さいから仕方ないのである。


 男の娘の魅力を教えてくれる聖剣シャルルを「先輩」と呼び尊敬している。おかげで今はセシリアにしか興味なく幸せである。



 ○アトラ


 上半身が女性で下半身が蛇であるラミア族。正確な年齢は本人も知らないが、三ケタはいってないらしくおよそ八十ぐらいと言っている。

 ラミア族は主に男を魅了して喰らう種族であるが、気付いたときは一人で森にいたアトラは力の使い方は知らなかった。

 森の中で鳥や卵を主に食べて生きていたゆえ、グランツをちょっと美味しそうと思っているのは内緒である。

 本人が言うように、魔族としては弱く幼いころから大きな獣に怯えながら生きながらえていた。過去に人間と仲良くなろうと試みたことがあるが、見た目を怖がられ逃げられたことから傷付きそれ以来人を避けていた。

 グランツと同様アトラのもとにも何者かが現れて、ラミアとして人を魅了する能力を教えており力を使うのは今回の事件が初めて。人を思い通りに操ることが楽しくて調子に乗っていたが、今はセシリアに惚れていて夢中である。

 影に隠れる能力はラミア族のものではなく、生きる上でアトラ自身が身に着けたものであり此度の契約でセシリアの影となる。

 影の使い方はおいおい明らかになっていく。



 ○ミミル王子


 世襲制のメンデール王国に置いては一人息子であるミミル王子が王位第一継承者となる。

 母であるミレイユ王妃は厳しく育てたつもりではあるが、周りから見れば甘やかし気味だと言われている。

 セシリアに求婚した際の発言の内容と言い方について、セシリア本人は気に入っておらずちょっと嫌いになってたりする。


 本人曰く魔族につけ入れられたのは激務による疲れゆえに油断があったとしているが、アトラは驚くほど『魅了』のスキルに落ちたと言っていることから、女性に対して気が多い、いわゆる惚れやすい性格なのではないかとセシリアたちは思っている。



 ◎魔族について


 人の姿に近い者もいるが、体を魔力で構成しているために一般では考えられない体の構造をしている者もいる。

 肉体はあるが構成している要素が精神的なものが強いため、寿命は長く成長も緩やかである。寿命が来た際は形を残さず消えていくのも特徴である。


 肉体は人間よりも遥かに勝っており、自身の肉体を変化させたものを武器として使用し戦う。防御面は人の扱う武器程度なら攻撃を通さないほど高く、ダメージを与えるにはより強い魔力を持って攻撃すれば防御を打ち破ることができる。

 魔力をあまり持たない人間が魔物に対抗する為には強い魔力を帯びたものを加工して武器にする必要があるが、今現在ではその技術は失われており作ることはできない。

 それゆえ、セシリアの持つ聖剣シャルルが今現在対抗できる唯一の手段となる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ