◎人物紹介と設定 ~その2~
◎人物紹介
○聖剣シャルル
太古に作られたとされる聖剣。なぜこの聖剣には意思があるのか? それは今ではないいずれ明らかになるかもしれない。
大昔から生きているだけあって知識は豊富だが、どこか片寄った知識を持つ。その理由も明らかになる日がくると思われる。
聖剣シャルル自体は大した魔力を持たないが、あらゆる場所から魔力をかき集め、一時的に自分の魔力に転換し攻撃に使用することが出来る。貯めれば貯めるほど威力は増すが隙も大きくなる。
今は男の娘という古の話で聞いたことしかなかった者が現れて夢中。基本可愛いセシリアを周囲に自慢したくてたまらない。
○エノア・ヘンゼルト
仕立て屋の女性。年齢23にて独立し自分の店を持つ。王都で新たな店を出すことは非常に難しく、今ある店は両親や親戚から借金をし空き家を購入したもの。
正直事業はうまくいっていなかったが、セシリアと出会ったことで大きく流れは変わる。
聖女セシリア様が着ている服が着たいと若い子を中心に問い合わせが多くなり手応え感じてはいる。だが、若い子相手だと金額を安くせざるを得ず、儲けるという面ではもう一つ足りなかった。
そんなんか、王都にある仕立て屋合同の会合にて輸入業の商人がプレゼンした隣の大陸で流行っているという下着を見て、他の職人たちが難色示すなか直感的に売れると踏んだエノアが最近儲けたお金を叩いて購入。セシリアを使って宣伝する流れとなる。
エノアの読み通り女性に受ける製品であったこともあるが、セシリアの知名度と合言葉を使った売り方でヒットさせる。
現在は輸入ではなく自ら下着を制作し売り上げを伸ばしている。将来的に服よりも下着が有名な会社として『ヘルベルト』との名が世間に広まる。
その中でも下着の『セシリアシリーズ』は未来永劫超人気のシリーズとなるのである。
○ロック・マッケート
王都五代冒険者第四位の肩書きを持つ王国騎士団の三番隊隊長。
騎士団で唯一五代冒険者となる実力者。槍の扱いに長けておりかなり強い。
軽い口調だが分け隔てない言動は上司部下からも好かれ、さらに実力も申し分ない隙のない男。
セシリアのことを一目見て気になっていたが、一緒にアントン討伐に行った際に日々の鍛錬を褒め心から尊敬されたと感じたことに加え、震えながらも必死に戦う姿に優しさと健気さを感じ惚れる。
基本モテる男ゆえに、言い寄られることはあっても自ら女性に言い寄ったことがないのでどうしていいか分からず奮闘中。恋愛不器用な男
◎お金の価値について
セシリアのいる世界に出てくる金貨や銀貨について。
金貨・・・三万円
銀貨・・・千五百円
銅貨大・・・五百円
銅貨小・・・百円
雑硬貨・・・十円
現在の日本の価値に換算した場合大体これくらいの目安で考えています。物々交換も行われる世界ですので多少の価値の変化はありますが、騎士団所属の新米兵の初任給が金貨二枚ですので物価も大体それくらいです。
そこまで細かく計算していないのでなんとなくそんな感じなんだ程度で考えてもらえると助かります。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
二章でようやく始まった姫プレイですが、三章でより幅を広げていきたいと思っています。
どこまでも巻き込まれ、勘違いされつつも頑張るセシリアを応援していただければ嬉しいです。
最後に感想や評価、ブックマークをしていただきありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。