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人物紹介と設定 〜その⑧〜

◎人物紹介


〇ラファー


 ユニコーンで魔物に属する。サトゥルノ大陸ではラファー一匹しか存在していないが、他の大陸にも生息している。年齢は四百を超え、それ故に魔物としてはかなり知能が高く人の言葉や文化を理解している。

 スキル二つ持ちでラファーが話したい相手一人と種族を超え会話できる『対話』と、傷や呪いまで癒せる『癒し』を持つ。

『対話』はラファーが選んだ相手以外でも、角に触れていれば何人でも会話が可能でる。いわゆるグループ会話機能つき。


 ユニコーン伝説に(たが)わず清らかな乙女を好んでいたが、三百年前に受けた屈辱を癒してくれたセシリアに出会って考えを改め今では男の娘に夢中。

 聖剣シャルルが即席で作ったセシリアファンクラブに入れて喜んでいる。本当はセシリアと契約したいが、バジリスクとコカトリスの移住問題が解決するまでは監督の立場があるので我慢している。


 ファディクトで呼ばれたときは、とても嬉しく全力でロゼ川の水面を走って半日でファディクトまでたどり着いている。

 ちなみにラビリント監獄の戦闘が終わった後、次の日にはシュトラーゼに戻っている。あっさりと帰った背景には、帰りたくないとごねるよりも「俺の役目があるから帰るぜ」と言った方がセシリアに引き留めてもらえるとの考えあってのことである。

 現に「怪我もしていることですし、もう少しゆっくりしてもいいのに」との言葉をもらいご満悦でシュトラーゼへ戻っている。



〇トリクル女王


 シュトラーゼを治める女王。厳しい見た目通り厳しいが、本当はとても優しい人。水郷(すいきょう)の名を持つ広大な土地のシュトラーゼを脅かす、コカトリスとバジリスクの問題に頭を悩ませていたが双方に犠牲を出さずに解決したセシリアに絶大の信頼を寄せている。

 三人の息子と婚約してもらい将来的にはシュトラーゼに来てもらおうと模索中。かなり本気で、長らく連絡を取っていなかったアイガイオンに連絡を寄越していることからもその本腰の入れようがうかがえる。


 幼いころに出会ってからずっと思いを寄せていた美しき伝説のユニコーン、ラファーを間近で見られただけでなく、触れたことに感動してその日の夜は寝れなかった。

 それゆえ、ラファーとの縁を作ってくれたことに関してもセシリアに心から感謝している。



〇ユーリス王


 ファディクト王国を治める王。曲がったことが嫌いで罪を許さぬ絶対的王……と言うのは父である前王フォールティア王のこと。

 そのイメージが強すぎて父の影に悩まされ、強い王であることを求めて生きて来た。罪を犯した者を徹底的に裁きラビリント監獄へ送ることで父の影を追えていたつもりであったが、その行為そのものに満足していただけかもしれない。そして父を超えようといつも考えていたとき、魔族のザブンヌが現れ従属国になれば危害を加えないと言われピンチであるが、ある意味チャンスだと領土を広げる計画を立てる。


 結果は聖女セシリアの登場で全て消え去ったが、自分を罰するどころか自分の為に働いてくれる聖女セシリアの姿に感動し心を入れ替え粉骨砕身で人々を導ける王になろうと努力している。

 息子であるルーティア王子には謝っており、一応の許しの言葉はもらったが甘えることなく国のために働いている。



〇ルーティア王子


 ユーリス王の息子であり第一王子。ゆくゆくはファディクト王国の王となるはずだったが、母の違う弟であるフィ王子を時期王にするための策略と、ザブンヌの強い者を連れて来いと言う命令もあって、ラビリント監獄へと送られてしまう。


 真面目な性格ゆえ、父であるユーリス王がろくに調べもせず半ば強引に罪人をラビリント牢獄へ送ることに不満を持っていたところに、魔族にあさっさり従属国宣言をしたことに怒り喧嘩の日々だったのもラビリント牢獄送りの決め手の一つとなってしまう。

 無事ラビリント監獄を出れたが、怪我は思ったよりも酷くフェルナンドとグンナー三人で仲良く入院中。


 触れている個所を凍らせる『氷結(ひょうけつ)』のスキルを持っており、剣の腕前もかなりのもの。地獄のようなラビリント監獄で死を覚悟していたが、冒険者であるフェルナンドとグンナーの出会いは国から出て冒険者になって見たいという気持ちを芽生えさせている。

 そしてなによりも強くて優しい運命の人、聖女セシリアとどうにか添い遂げたくてたまらない。冒険者になりたい動機としてはそっちの方が強いかもしれない。

ルーティア王子の側近であるチョマーをはじめ、お世話係まで全員との再会を果たしており互いの無事を喜びあっている。ルーティア王子の今後については意見が分かれしばらくは調整に難航しそうな予感はある。


 なお、ルーティア王子の父であるユーリス王の謝罪に対し冷静に受け止めれたのは、心の中にセシリアへの思いがあったからである(本人談)



◎サトゥルノ大陸の地図とセシリア&ドルテの軌跡(ついでに五大冒険者の軌跡プラス)


 前回に引き続き登場人物たちの動きを示した地図をのせます。名前だけ出た国、これから出てくる国名とジョセフ&ニクラスの移動記録も記載しておきます。


 ※地図作成のサイト「Inkarnate Worlds」http://inkarnate.com/を使用しています。

挿絵(By みてみん)

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