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秋の夕暮れ

作者: 秋葉竹



 



柿が落ちてきて、そこに蟻がたかり出して

もう寒いかなと想いながら

軽めのジャケット羽織って

庭に出たんだよ。


あたし、

アリさんのひたむきさが

好きだわ。柿など、

くわないけれど

鐘はなるわ、

夕暮れどきだもの。

あたしを、

呼んでる気がするの、

夕闇って。

帰っておいで、

って。


すべてを差し置いて

でもと、

聴こえた

気がしたわ。

あの夕闇の直前に

ななしょくの虹が視えたんだよ、って。

まるで

どうでもいい自慢話をする君の


こころを

撫でてあげたいなぁと

想うのですが、


まぁ、君、

知ってるの?

ちゃんと?


って訊いたんです。

するとね、

あたしの目をジッと視て

怒ってるみたいな

悲しげな

変な顔して笑ってたんだ


神さまよりも君のこと

好きなんだぜって

勇気

振り絞って


伝えたいなぁ、


って、想うのですが、


ただ純粋な「好き」を

「好き」って云うのって、

ただのアホみたいな純粋さ、と、

(どうか、泣かないで、子羊ちゃん?)


あと

すこしの、


狂い、も、

いるよね?









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