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布ほぎ


 「あれ?こないだ買ったばかりなのに?お母さん、この靴下穴が空いてるよ。」


「知らないわよ。他の履けば良いじゃない。」


「そうだね。あれ?こっちも空いてる。もーっ!何でだよ!」


僕は靴下を置いて、箪笥の引き出しを開けて。また新しい靴下を取り出した。


すると引き出しの隅からカラフルな毛玉が飛び出した。よく見るとそれは僕の靴下の切れ端を身体中に着けた毛玉で2つの大きい目玉が僕の方を見ると驚いた様子で毛を逆立てて

慌てて消えて行った。

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