4/35
チョークチョップ
小学校の教室で先生の横に黒くてひょろ長くてギョロっとした目玉が2つある人みたいな形のものが立っていた。
先生が動く度に先生の方をギョロっと見ている。
先生がチョークを持って黒板に文字を書こうとすると黒くてひょろ長いギョロ目が先生の持つチョークにチョップした。
チョークは折れて床に転がり、先生は
「あれ?」
と言って折れたチョークを拾い上げて、また黒板に文字を書こうとするとまたチョップしてチョークを折った。
先生が首を傾げると黒くてひょろ長いギョロ目は僕の方を見てニヤリと笑った。なんだか可笑しくて僕もニヤリと笑った。